レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年03月23日
- 登録日時
- 2011/05/03 15:51
- 更新日時
- 2011/05/03 15:52
- 管理番号
- 9000007286
- 質問
-
解決
「遠き山に日は落ちて」の歌詞が掲載されている図書があるか。
- 回答
-
『世界の愛唱歌:ハンドブック』(長田暁二著 ヤマハミュージックメディア 2005年)などに、堀内敬三訳詞の「家路(Going Home)」の歌詞(歌い出しが「遠き山に日は落ちて…」)の掲載がある。
- 回答プロセス
-
1.NDC767の書架で資料にあたる
・『日本語と原語で歌う世界の名歌』(野ばら社編集・発行 2000年)→p89-91に高田三九三訳詞の「家路(Going Home)」の歌詞(原詩、訳詞)と楽譜の掲載。歌い出しは「家路さしてかえりゆく…」
・『世界の愛唱歌:ハンドブック』(長田暁二著 ヤマハミュージックメディア 2005年)→p192-193に堀内敬三訳詞の「家路(Going Home)」の歌詞(日本語訳詞)と楽譜、解説の掲載。歌い出しは「遠き山に日は落ちて…」
・『日本の唱歌(講談社文庫)』中巻 大正・昭和篇(金田一春彦編 講談社 1979年)→p136-137に堀内敬三訳詞の「家路(Going Home)」の歌詞(日本語訳詞)と楽譜、解説の掲載。歌い出しは「遠き山に日は落ちて…」
2.NDC911.66の書架で資料にあたる
・『日本のうた大全集:詩と解説』(長田暁二編著 自由現代社 2005年)→p38-39に堀内敬三作詞の「家路」の歌詞(日本語訳詞)と解説の掲載あり。歌い出しは「遠き山に日は落ちて…」
3.【追記事項】
・『新編世界大音楽全集』声楽編 34 ポピュラー歌曲集(音楽之友社 1994年)p97-99に「Going Home(家路)」の楽譜と原詞、p199に解説と歌詞の直訳
- 事前調査事項
- NDC
-
- 声楽 (767 9版)
- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
-
-
『世界の愛唱歌:ハンドブック』(長田暁二著 ヤマハミュージックメディア 2005年)
(p192-193) - 日本の唱歌(講談社文庫)』中巻 大正・昭和篇(金田一春彦編 講談社 1979年) (p136-137)
- 『日本のうた大全集:詩と解説』(長田暁二編著 自由現代社 2005年) (p38-39)
-
『世界の愛唱歌:ハンドブック』(長田暁二著 ヤマハミュージックメディア 2005年)
- キーワード
-
- 「家路」
- 遠き山に日は落ちて
- アントーニン・ドヴォルザーク
- 堀内敬三
- 歌詞
- 「新世界から」
- 合唱曲
- 照会先
- 寄与者
- 備考
-
・『世界の愛唱歌:ハンドブック』(長田暁二著 ヤマハミュージックメディア 2005年)によると、元来このメロディはボヘミア(現在のチェコ共和国)出身の作曲家アントン・ドヴォルザーク(1841~1904)の代表的名作、ホ短調の交響曲第9番《新世界より》第2楽章「ラルゴ」の主旋律。これに1922年にウィリアム・フィッシャーが「Going Home」という歌詞を付けて声楽曲に仕立てた。
・『作曲家別名曲解説ライブラリー』第6巻 ドヴォルザーク(音楽之友社編・発行 1993年)の交響曲第9番 ホ短調《新世界より》の第2楽章「ラルゴ」の解説には「…日本では《家路》という歌で親しまれている旋律である。これは、ドヴォルザークがつけた題でもなく、ドヴォルザークの歌曲でもなくて、ドヴォルザークの弟子がそのような題をつけて歌曲として売り出し有名になったことに由来する」とある。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 音楽・舞踊
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000085819