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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
国立国会図書館(National Diet Library) (1110001)管理番号
(Control number)
C170401174816
事例作成日
(Creation date)
2017/4/7登録日時
(Registration date)
2017年05月18日 00時30分更新日時
(Last update)
2017年05月18日 20時23分
質問
(Question)
明治30-34年(1897-1901)当時、新橋にあった「12か月汁粉」という汁粉屋について、正確な所在地、電話番号、存在していた期間、店主の名前、店の規模、従業員数について調べたい。また、当時の新橋・銀座近辺の商店街について記載のある略図などの資料があれば紹介して欲しい。
回答
(Answer)
十二ヶ月(時雨庵)の所在地や店主の名前が記載された資料として資料1から資料3を、十二ヶ月(時雨庵)の開業時期に関する資料として資料4を、新橋や銀座周辺の商店街に関する資料として資料3および資料5から資料7を紹介します。また、下記資料及びデータベースを確認しましたが、十二ヶ月(時雨庵)の従業員数や、店がいつまで存在していたかについて明記された資料は見当たりませんでした。
【 】 内は当館請求記号です。末尾に「*」が付された資料は、国立国会図書館デジタルコレクション( http://dl.ndl.go.jp/ )に収録されており、インターネット上で公開しています。末尾に「**」が付された資料は、国立国会図書館デジタルコレクションに収録されており、国立国会図書館及び図書 館送信参加館内で公開しています。末尾に「***」が付された資料は、国立国会図書館デジタルコレクションに収録されており、国立国会図書館内で公開しています。
インターネットの最終アクセス日は2017年4月4日です。

資料1 
井出徳太郎編 『日本商工営業録』 日本商工営業録発行所, 明31-35 【76-222】*
第1版(明治31年9月刊)のp.404、訂正2版(明治33年4月刊)のp.170及び訂正3版(明治35年9月刊)のp.9に、それぞれ十二ヶ月(時雨庵)が掲載されており、住所は「京橋區出雲町四」、代表者は「津田義之助」としています。また、税金年額も記載されています。電話番号は記載されていません。

資料2 
平田勇太郎 『東京亰橋區銀座附近戸別一覽圖』 平田勇太郎, 1902.7 【YG913-1002】
銀座周辺の市街図です。出雲町周辺に「4 しるこ 十二ヶ月 津田義之助」と記載された建物があります。

資料3 
赤岩州五編著 ; 原田弘, 井口悦男監修 『銀座歴史散歩地図』 草思社, 2015.7 【GC67-L192】
資料2が引用されており、p.33に記載されている地図に資料2と同じ記載があります。本資料はこのほか、明治期から昭和期の銀座の地図や市街の略図が複数掲載されています。

資料4 
奥田優曇華 『食行脚. 東京の巻』 協文館, 大正14 【516-333】*
pp.149-152に「拾二ヶ月」が掲載されており、「慶応元年、京橋畳町に開業した十二ヶ月は、有栖川宮家から、時雨庵の允號を差許され……」、「明治十七年頃、銀座通り の出雲町に移つたが、彼の大震災で丸焼となつたので、裏通りの三十間堀に引越した。」と記載されています。また、「(店、京橋区三拾間堀二ノ三。電車、尾張町下車。電話、銀座二六三七番)」という記載があります。

資料5 
『港区史』 東京都港区, 1960 【213.6-To458m3】**
下巻の「第五編 近代」の「第八章 産業経済」の「第三節 近代商業の発達」(pp.431-478)に新橋やその周辺の商店に関する記載があります。十二ヶ月及び時雨庵に関する記載の有無は不明です。

資料6 
東京都中央区編 『中央区史』 東京都中央区, 1958 【213.6-To458t8】**
中巻の「第三編 明治から現代へ」の「第二章 商業」の「第八節 商店街の発達」(pp.545-598)に、銀座やその周辺の商店に関する記載があります。また、p.574に「汁粉の時雨庵(出雲町)」という記載があります。

資料7 
三須裕編 『銀座』 資生堂化粧品部, 大正10 【394-127】**
p.51およびp.130に十二ヶ月(時雨庵)に関する記載があります。
また、「大銀座街大観(大正十年八月末日現在)」(pp.330-346)には、京橋から新橋に至る銀座通りの商店名簿とその図が掲載されており、出雲町の項のp.343に「十二ヶ月 しるこ店」の記載があります。参考までにお伝えします。

このほか、国立国会図書館デジタル化コレクション( http://dl.ndl.go.jp/ )では銀座や新橋、商店、汁粉屋に関する資料を複数収録しており、「銀座」、「新橋」、「京橋区」、「芝区」、「商工」、「商店」、「汁粉」、「しるこ」、「料理屋」、「飲食店」等のキーワードで検索することができます。

(その他調査済み資料及びデータベース)
・『日本紳士録. [第1]-16版』 交詢社, 明22-44 【86-41】*
版によって、津田義之助氏が掲載されています。例えば第3版(明治29(1896)年発行)のp.365に津田義之助氏が掲載されており、「汁粉店 京橋區出雲町四」と記載されています。
なお、第1版(明治22(1889)年発行)のp.298には「津田重助 汁粉商 京橋區出雲町四」という記載があります。十二ヶ月(時雨庵)や津田義之助氏との関連は不明であるため、参考までにお伝えします。
・金子佐平 (春夢) 編 『東京新繁昌記』 東京新繁昌記発行所, 明30.12 【76-159】*
pp.173-175「汁子」のp.175に時雨庵が掲載されており、住所は「京橋區出雲町」と記載されています。
・『東京名物志』 公益社, 明34.9 【116-144】*
pp.251-276「菓子 附汁粉」のp.275に時雨庵が掲載されており、住所は「京橋區出雲町」と記載されています。
・東京倶楽部編 『最新東京案内』 綱島書店, 明40.2 【特47-98】*
pp.44-45に「しるこ屋一覧」があり、「十二ヶ月(京橋出雲町)」という記載があります。
・松崎天民 『銀座』 銀ぶらガイド社, 昭和2 【570-8】*
「銀ぶらガイド」のp.59に十二ヶ月の広告が掲載されており、「電話銀座三一三五 銀座尾張町東仲通りライオンのうしろ」と記載されています。
・白木正光編 『大東京うまいもの食べある記』 丸ノ内出版社, 昭和8 【642-75】**
pp.142-143に「お汁粉十二ヶ月」が掲載されています。また、p.100とp.101の間に折り込み地図があり、銀座の飲食店の略図が記載されています。
・木村荘八編著 『銀座界隈. 別冊』 東峰書房, 1954 【291.36-Ki215g】**
昭和28年11月から翌年春にかけて撮影された銀座の街並みの写真と、現在の店名(建物名)及び過去に存在した店名(建物名)が記載されています。14コマ目に「(備考)写真下の説明は左の年次の店名を示す」、「第四段 大正一〇年 八月(震災前)」という記載があります。13コマ目に「アロハ 東京パン  東京パン 十二ヶ月」という記載があり、「十二ヶ月」は四段目に記載されています。
・池田弥三郎 『銀座十二章』 朝日新聞社, 1965 【914.6-I243g2】**
「十の章 わが銀座の記」(pp.213-236)のpp.224-226に十二ヶ月(時雨庵)に関する記載があり、「震災後、銀座五丁目の、今のあずま通りに移り、さらに銀座三丁目の裏通りに移って商売をしていたが、いつしか、消えてしまった。」等、記載されています。
・池田弥三郎 『私の食物誌』 河出書房新社, 1965 【596.049-I243w】***
p.148「22日 十二か月」に、「震災後に五丁目に移り、さらに六丁目に移ったが、そのころの、甘味の店のブームのような傾向にものることなく、いつの間にか、銀座から消えてしまった。」という記載があります。

・横山錦柵編 『東京商人録』 大日本商人録社, 明13.7 【特28-755】*
・『大日本商人録. 東京・横浜之部』 大日本商人録社, 明13,14 【34-205】*
・広瀬光太郎編 『東京飲食店独案内』 広瀬光太郎, 明23.1 【特59-42】*
・小島猪三郎編 『新撰東京案内鑑』 指南社, 明26.12 【70-259】*
・東京電話交換局横浜支局 [編] 『横浜東京電話交換加入者名簿. 明治27年6月改,追加第2号(明治28年3月改)』 東京電話交換局, 明27.7-28.7 【特28-374】*
・『東京横浜電話交換加入者名簿』 東京電話交換局, 明27-28 【特54-970】*
・織田純一郎等編 『東京明覧』 集英堂, 明37.3 【27-248】**
・「十二ケ月の汁粉」(剣影散史 『軍神広瀬中佐壮烈談』 大学館, 明37.5 p.42 【94-269】*)
・津田利八郎編 『最近東京明覧』 博信館, 明40.4 【31-323】*
・東京市編纂 『東京市商工名鑑. [大正13年版]』 地涌学会出版部, 1924 【670.35-To4576】*
・東京市編纂 『東京市商工名鑑. 昭和4年版』 工政会, 1929 【670.35-To4576】**
・安井笛二編 『大東京うまいもの食べある記. 昭和10年版』 丸之内出版社, 昭和10 【642-75イ】**
・『東京中央電話局電話番號簿追加 : 昭和十六年十月一日』 東京中央電話局, 1941.12 【Y69-H2645】*
・『東京中央電話局電話番號簿 : 昭和十七年十月一日現在』 東京中央電話局, 1943.4 【Y69-H2646】*
・西英作 『東京業種別電話番號簿. 中央編 -- 増補版』 日本弘報社, 1949 【プランゲ文庫請求記号: AY-0513】***
・『池田弥三郎著作集. 第9巻 (暮しの民俗誌)』 角川書店, 1979.12 【US21-86】
・中村孝士 『銀座商店街の研究』 東洋経済新報社, 1983.9 【DC77-30】
・NDL-OPAC( https://ndlopac.ndl.go.jp/
・国立国会図書館サーチ( http://iss.ndl.go.jp/
・国立国会図書館デジタルコレクション( http://dl.ndl.go.jp/
・リサーチ・ナビ(当館提供データベース)( http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/
・CiNii Books( http://ci.nii.ac.jp/books/
・CiNii Articles( http://ci.nii.ac.jp/
・JAIRO(国立情報学研究所提供データベース)( http://ju.nii.ac.jp/
・J-STAGE(科学技術振興機構提供データベース)( https://www.jstage.jst.go.jp/
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
・『滝廉太郎』属啓成著、音楽之友社、1961
・『一軍人六十年の哀歓 続』今村均著、芙蓉書房、1973
・『風俗画報 第152号』東洋堂編、国書刊行会、1975
・『銀座再見』安藤更生著、大空社、1992
・『銀座アルプス』寺田寅彦著、1933年(Google Booksで確認)
・『東京名物食べある記』時事新報家庭部編、正和堂書房、1930
・『明治東京逸聞史 2』東洋文庫
・東京紅団 ( http://www.tokyo-kurenaidan.com/
・芥川龍之介の「しるこ」( http://www.tokyo-kurenaidan.com/akutagawa-oshiruko_1.htm )  最終確認日2017/4/1
NDC
商業経営.商店  (673)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
しるこ屋
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000216257解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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