以下の日本語文献があります。また、当館作成の「リー・クアンユー関連図書リスト」(以下URL)には、英語・中国語の文献も含まれておりますので、併せてご参照ください。
【URL】
http://www.ide.go.jp/library/Japanese/Library/Region/Southeast_asia/data/201504_list.pdf■『リー・クアンユー:西洋とアジアのはざまで』(岩崎育夫著、岩波書店、1996年)
リー・クアンユーを中心に据えたシンガポール史。特に第4章「リー・カンパニー」以降に、シンガポール建国後の経済的・政治的発展にリーが如何に関与したかが記される。
■『シンガポール:リー・クアンユウの時代』(竹下秀邦著、アジア経済研究所、1995年)
第二次世界大戦後から1990年代初頭までのシンガポール通史。
アジア経済研究所の学術研究リポジトリ(以下URL)にて全文ダウンロード可能。
【URL】
https://ir.ide.go.jp/?page_id=26(※本書のタイトルで検索してください。)
■『物語シンガポールの歴史:エリート開発主義国家の200年』(岩崎育夫著、中央公論新社、2013年)
19世紀初頭から現代までのシンガポール通史。第4章「リー・クアンユー時代:1965~90年」にリー時代の政治経済体制の形成過程について、終章「シンガポールとは何か」にリーの特徴とシンガポール史に持った意義について記される。
以下4点は、リー・クアンユーの回顧録またはインタビュー記録です。
■『シンガポールの政治哲学 : リー・クアンユー首相演説集』(上・下)(リー・クアンユー[著] , 黄彬華, 呉俊剛編 , 田中恭子訳、 井村文化事業社、1988年)
リー・クアンユーが、1959~84年の間に発表した演説・談話・記者会見などから、彼の政治哲学や人柄が示される代表的なものを収録。
■『中國・香港を語る』(リー=クアンユー著 , 田中恭子訳、穂高書店、1993年)
リー・クアンユーの1989年以降の発言のうち、主に東アジア・東南アジアに関するものを収録。『シンガポールの政治哲学』の続編ともいえるが、本書はシンガポール国内問題についての発言はほとんど未収録である点、性格を異にする。
■『リー・クアンユー、未来への提言』([リー・クアンユー述] , ハン・フッククワン [ほか] 著、日本経済新聞出版社、2014年)
2009年、当時86歳のリー・クアンユーへの32時間に及ぶインタビュー記録。聞き手はストレーツ・タイムズ紙の若手記者。
■『リー・クアンユー回顧録:ザ・シンガポール・ストーリー』(上・下)(リー・クアンユー著 , 小牧利寿訳、日本経済新聞社、2000年)
リー・クアンユーの自叙伝。上巻は生い立ちから1965年のマレーシアからの独立に至るまでのシンガポールの国内情勢を時系列で回想し、下巻では独立以降の国内情勢と外交の実態を記す