レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/12/12
- 登録日時
- 2016/12/19 00:30
- 更新日時
- 2017/01/04 14:41
- 管理番号
- 1000000898
- 質問
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解決
琉球王府時代の香辛料・香料の丁子(ちょうじ、クローブ)の輸出入について知りたい。
- 回答
-
以下の資料を提供した。
①
『環中国海の民俗と文化 1』(比嘉 政夫 編、凱風社、1993.1)
p211 「沖縄は、十五世紀から十六世紀にかけてシャム、ジャワ、マラッカ、スマトラなどの東南アジアと交易し、胡椒や丁子といった香辛料を買い求めて、これを中国や朝鮮、日本へ売って利益を得ていた。」の記述がある。
②
『沖縄物産の展海』(宮城 弘岩 著、ボーダーインク、2010.3)
p53 「この香辛料(クローブ、ナツメグ、シナモン、ウコン、サフランなど)こそが、実は明王朝の依頼で琉球が求めていた品々であった。」の記述がある。
③
『黎明期の海外交通史』(東恩納 寛惇 著、琉球新報社、1969.4)
p311 明への進貢品の中に「丁香」の記述がある。
p323 「清朝になって…丁香…調達容易にあらず…」の記述がある。
④
『中世南島通交貿易史の研究』(小葉田 淳 著、刀江書院、1968.9)
p89 「…沈香が琉球より支那・朝鮮・日本へ渡り、日本より其他胡椒・丁子とともに朝鮮に齎された事は事実である。」の記述がある。
p278 「特殊進貢物表 其二」および「特殊進貢物表 其四」で、「丁香」の記述がある。
⑤
『琉球王国評定所文書 第二巻』(琉球王国評定所文書編集委員会 編、浦添市教育委員会、1989.1)
p395-396 進貢船仕出日記で、「102 一丁香柎又ハ種子ニテモ…」の記述がある。
p400 「丁子樹之図」がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 工芸作物 (617 8版)
- 参考資料
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- 1 環中国海の民俗と文化 1 海洋文化論 比嘉 政夫∥編 凱風社 1993.1 K38/KA49/1 p211
- 2 沖縄物産の展海 宮城 弘岩∥著 ボーダーインク 2010.3 K60/MI73 p53
- 3 黎明期の海外交通史 東恩納 寛惇∥著 琉球新報社 1969.4 K204/H55 p311,323
- 4 中世南島通交貿易史の研究 小葉田 淳∥著 刀江書院 1968.9 K204/KO11 p89,278
- 5 琉球王国評定所文書 第二巻 琉球王国評定所文書編集委員会∥編 浦添市教育委員会 1989.1 K205/R98/2 p395-396,400
- キーワード
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- 香辛料
- 香料
- 丁子
- クローブ
- 輸入
- 輸出
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000203571