レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年12月18日
- 登録日時
- 2019/03/15 11:40
- 更新日時
- 2019/08/08 14:50
- 管理番号
- 埼熊-2018-110
- 質問
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解決
琉球王国から奄美に派遣された役人の名簿を見たい。
- 回答
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下記の情報を紹介した。
《琉球大学学術リポジトリ》(http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/20.500.12000/17070 琉球大学)
高良倉吉著「琉球辞令書の一覧表と収集現況」(『日本東洋文化論集(1)』p313-327 http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/bitstream/20.500.12000/412/1/takara_k02.pdf)
p315-326 琉球辞令書の一覧表あり。
発給月日、地域、受給者、給与内容の記述あり。
- 回答プロセス
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1 NDC分類〈219.7〉の棚を確認する。
『奄美諸島編年史料 古琉球期編 上』(石上英一編 吉川弘文館 2014)
p14 綱文一覧あり。
p83、129、130、147、152、159ほか個別の任命文多数あり。
2 《CiNii Articles》(http://ci.nii.ac.jp/ 国立情報学研究所)で〈奄美 & 支配〉を検索する。
《琉球大学学術リポジトリ》(http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/20.500.12000/17070 琉球大学)
高良倉吉著「奄美の古志辞令書の分析」(『日本東洋文化論集 (16)』p97-110 琉球大学法文学部 2010.3)
(http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/bitstream/20.500.12000/17070/1/No16p097-110.pdf)
古志辞令書の影印が掲載されているが、、給与 ・待遇に係る事項を記述したものである。
3 自館目録を〈高良倉吉〉で検索する。
『琉球王国』(高良倉吉著 岩波書店 1993)
p131「現時点で確認している琉球辞令書のうち、古琉球辞令書は58点(中略)、奄美地域26点(後略)」とあり。
4 NDC分類〈219.9〉の資料を確認する。
『高等学校琉球・沖縄史』(新城俊昭著 編集工房東洋企画 1997)
p71 良人とよばれる役人についての記述はあるが、名簿なし。
p106「先島を統治するために、王府から派遣された役人を在番といい、宮古では1629年、八重山では1632年に設置された。」とあるが、在番の奄美についての記述はなし。
『それからの琉球王国 日本の戦国・織豊期と琉球中世後期 下』(来間泰男著 日本経済評論社 2016)
p213-215 第一節 高良倉吉の辞令書研究
古琉球辞令書について、国王の名において、奄美・沖縄・先島の三地域のすべての官人層に対し、あらゆる任職の際に叙任もしくは得分を明確に規程し発給されたものであったとあり。
『近世琉球国の構造』(梅木哲人著 第一書房 2011)
p33 薩摩への派遣についての記述あり。
p52 「地頭は世代の交代があり、事情によっては転授ということがあったのであるから、政府にはこの事を記録した書類があったことは推測されるが、実際には見つかっていない。」とあり。
5 《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈高良倉吉 & 辞令書研究〉で検索する。
《琉球大学学術リポジトリ》(http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/20.500.12000/17070 琉球大学)
高良倉吉著「琉球辞令書の一覧表と収集現況」
〈その他調査済み資料〉
『琉球王国 東アジアのコーナーストーン』(赤嶺守著 講談社 2004)
『琉球王国の構造』(高良倉吉著 吉川弘文館 1987)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2018年12月18日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 九州地方 (219)
- 参考資料
- キーワード
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- 琉球王国
- 沖縄県-行政-歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000253072