レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年07月04日
- 登録日時
- 2013/07/04 17:28
- 更新日時
- 2013/07/04 18:19
- 管理番号
- 20130704-8
- 質問
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解決
蔵王権現について知りたい。
- 回答
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蔵王権現(ざおうごんげん) Yahoo!百科事典[日本大百科全書(小学館)]
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E8%94%B5%E7%8E%8B%E6%A8%A9%E7%8F%BE/ (2013/07/04確認)
蔵王権現 【ざおうごんげん】 コトバンク
http://kotobank.jp/word/%E8%94%B5%E7%8E%8B%E6%A8%A9%E7%8F%BE(2013/07/04確認)
世界大百科事典 第2版ざおうごんげん【蔵王権現】金剛蔵王菩薩ともいう。修験道の開祖役行者(えんのぎようじや)が金峰山(きんぷせん)の頂上で衆生済度のため祈請して感得したと伝える魔障降伏の菩薩で,釈迦仏の教令輪身。胎蔵界曼荼羅虚空蔵院の金剛蔵王(こんごうぞうおう)菩薩とは別体。形像は一面三目二臂(ひ),身色青黒の忿怒形(ふんぬぎよう)で,左手は剣印を結んで腰につけ,右手は三鈷杵(さんこしよ)を奉持して頭上高く掲げ,左足は磐石を踏み,右足は空中に躍らす。
ざおうごんげん【蔵王権現】 国史大辞典
奈良時代役行者(えんのぎょうじゃ)が大峯に籠山し済世利民のために感得した降魔の像という。すなわち伝承によれば大峯山を開いたとき、釈迦・千手観音・弥勒の三尊が祈請により現われたが、さらに所願に沿った尊様を念じたところ、青黒色の忿怒身が忽然として出現したという。それをうけて山下吉野金峯山寺本堂は蔵王権現三体をまつり蔵王堂とよぶ。それぞれは釈迦・千手・弥勒を本地とするが、高さ約八メートル、像様はほとんど同じである。その名称から金剛蔵王菩薩を本地とする忿怒身とされているが、おそらく金剛蔵王菩薩とは関係なく、金剛杵の直接的な威力をもつ執金剛神、あるいは金剛童子などを根拠として形成されたものといえよう。胎蔵曼荼羅の金剛手院に大力金剛菩薩の名をもつ忿怒形の尊があり、右に独鈷杵をふりかざし割蓮華に動勢を示すが、尊様としては最も近いと思われる。したがって大力ある金剛杵そのものが権現として仏・菩薩を本地に働きを示す尊像といえよう。一面三目二臂、右手剣印(または金剛杵)をふりあげ左手を腰にする像や、右手剣印を腰におき、左手に金剛杵をふりかざす像などがある。・・・
目でみる仏像 / 田中義恭, 星山晋也著 完全普及版 東京 : 東京美術 , 2000 4808706873
p.597
垂迹神
蔵王権現
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 仏像 (718 9版)
- 仏教 (180 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 役行者 えんのぎょうじゃ
- 金剛蔵王菩薩
- 垂迹神 すいじゃくしん
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000133305