レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年02月19日
- 登録日時
- 2012/02/19 09:07
- 更新日時
- 2012/02/28 13:56
- 管理番号
- 20120219-5
- 質問
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解決
国つ神について知りたい。
- 回答
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『日本国語大辞典』に次の情報があった。
くにつ 神(かみ)
天孫系の神々に対し、天孫降臨以前からこの国土に住み、その土地を守護する神。国土を守護する神。また、その子孫。地神。その土地の自然、生活に密着する、自然神的性質が強い。
*古事記〔712〕上「須佐之男命〈略〉『汝等は誰ぞ』と問ひ賜ひき。故、其の老夫答へ言さく、『僕(やつかれ)は国神(くにつかみ)、大山津見神の子ぞ』とまうす」
*播磨風土記〔715頃〕餝磨「幣丘と称ふ所以は、品太の天皇、此処に到りて、地祇(くにつかみ)に幣を奉りたまひき」
*醍醐寺本元興寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年〔747〕「我等国者、天社国社一百八神一所より礼奉る。我等国の神の御心恐故、他国神は不可礼拝と白き」
*万葉〔8C後〕五・九〇四「天つ神 仰ぎ乞ひ祷(の)み 地祇(くにつかみ) 伏してぬかづき かからずも かかりも 神のまにまにと〈作者未詳〉」
*延喜式〔927〕祝詞・六月晦大祓「国津神(くにツかみ)は高山の末、短山(ひきやま)の末に上りまして、高山のいゑり・短山のいゑりを撥き別けて聞しめさむ」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 神話.神話学 (164 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 日本神話事典 / 青木周平[ほか]編 大和書房 , 1997 ISBN:4479840435 p.134
- 日本神名辞典 第2版 神社新報社 , 1995 ISBN:4915265668 p.164
- キーワード
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- 国つ神
- くにつ神
- 国津神
- 天神地祗(てんじんちぎ)(あまつかみくにつかみ)
- 天神地祇
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000101945