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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000048383
提供館
(Library)
福井県立図書館 (2110037)管理番号
(Control number)
福井県図-20081004
事例作成日
(Creation date)
2008年10月4日登録日時
(Registration date)
2008年10月24日 15時03分更新日時
(Last update)
2009年01月14日 11時48分
質問
(Question)
イギリスのブレア前首相の言葉「7歳の子どもの読書量が20年後のイギリスの存在価値を決める」の出典を調べて欲しい。また、英語の原文が見たい。
回答
(Answer)
出典は見つけられていません。
回答プロセス
(Answering process)
1.「7歳の子どもの読書量が20年後のイギリスの存在価値を決める」をキーワードに、インターネットを検索
→ブレア前首相の言葉という表記はあるが、完全な出典表示のあるものがない。
2.読書に関することならば情報があるのでは?と思い、カレントアウェアネスで「ブレア」「イギリス」を検索
→そのものずばりと書かれている情報はなかった。
動向レビュー:英国の読書促進活動 堀川照代(カレントアウェアネスno.276 2003.6.20)でイギリスのリテラシー政策について知ることはできた。
3.Google で「Tony Blair book read child」などをキーワードに検索
→Number10.gov.ukにたどり着く
→このページで同じようにbook seven twenty read childなどをキーワードに検索するが、めぼしいものはヒットしない。
4.自館OPACで一般件名「イギリス-政治」「イギリス-政策」などでヒットした本を見る
→『構造改革ブレア流』藤森克彦/著 2002.6 TBSブリタニカ(ISBN:4-484-02212-5)
p.174に「96年10月1日の労働党党大会で
「・・・英国の教育水準は、現在世界の中で三五位である。『七歳の子供をみれば、その子が七十歳になったときの状況がわかる』といわれている。」
とあり、7歳のキーワードに合致するが読書云々という表現にはなっていない。また、『七歳の~』が引用文のように書かれており、よく使われているフレーズである可能性が考えられる。
※7歳の~の原文:They say,'Give me the boy at seven and I'll give you the man at 70.'
Well, give me the education system that's 35th in the world today and I'll give you the economy that's 35th tomorrow.[ http://findarticles.com/p/articles/mi_qn4158/is_20060927/ai_nl16746082/ 200810月31日最終アクセス]
5.『ブレアのイギリス』舟場正富/著 1998.10 PHP研究所(ISBN:4-569-60303-3 PHP新書)
p.195に「若い国のビジョン」と副題につけたブレア氏の演説集があることがわかる。
原題”New Britain”: my vision of a young country 1997 WestviewPress→国会図書館に借受。該当箇所なし。
(ブレア首相の在任期間は、1997年-2007年)
6.5.以外で、4.の検索によりヒットした書籍を確認するが、めぼしい情報は得られなかった。
・『ブレア時代のイギリス』山口二郎/著 2005.11 岩波書店(ISBN:4-00-430979-4 岩波新書)
・『決断するイギリス』黒岩徹/著 1999.2 文藝春秋(ISBN:4-16-660026-5 文春新書)
・『イギリスの政治日本の政治』山口二郎/著 1998.7 筑摩書房(ISBN:4-480-05764-1 ちくま新書)
7.GeNiiでキーワード:イギリス 読書 で検索
→CiNiiのデータから、雑誌「一冊の本」に収録された、「イギリスの子育て:幼児教育事情」を見ることにする。
→「イギリスの子育て・幼児教育事情(下)」(一冊の本 2007年11月号)p.9
「1988年の教育改革法による統一カリキュラムが設定された。そして、カリキュラムにそった学力到達度をはかるために、七歳、十一歳、十四歳で生徒は全国統一テストを受ける」という一文に七歳とある以外は、有益な情報なし。
8.7.でヒットした、佐藤いづみ「ブックスタート(3)Love of Readingを応援する英国の活動」(こどもの本 27(4)通号308号 2001.4)の複写をNDLに申し込む。また、佐藤いづみ氏の論文を検索しなおし、当館所蔵雑誌中の記事を見る。
→複写物が届くが、めぼしい記述はなかった。
9.Googleでもう一度「7歳 読書 イギリス」などをキーワードに検索
→出典を書いてある記事の出典が月刊「致知」2007年5月号 「立国は私なり」という中島興世(恵庭市長)のインタビュー記事であるものが多いことがわかる。(致知は、NDL-OPAC,webcatで検索するが所蔵館無)
(バックナンバーを入手し確認:ブレア首相の言葉として「7歳~」のことばを引用しているが、出典は書かれていない。)
10.ブレアオフィス に問い合わせ →ブレア前首相は無数のスピーチを行っているため、この文章が該当するとは言えません。との回答有。
11.National Literacy Trust に問い合わせ →イギリスでは、7歳の子どもに、読解力テストを実施しており、そのテストや、テスト結果について、ブレア前首相がこのフレーズのような内容でたくさんのコメントをしていることは確かだが、出典はこれだと言うのは難しい。との回答有。
以上のことから、ブレア前首相がこのようなコメントを発した可能性はあるものの、イギリスで有名なフレーズとして知られているものではない。と判断できそうです。
12.恵庭市立図書館に、中島氏が館長時代に発見した言葉ならば、手がかりがあるのでは?と思い問い合わせ。秘書課を通じ、中島氏本人に問い合わせてもらったが、出典にあたるものは保管していないとのことだった。
ただし、館長時代には、Boooktrustのホームページ(  http://www.booktrust.org.uk/Home  )をよくご覧になっていたとの情報を得た。
13.国立国会図書館にメールレファレンス。下記の回答があった。
---国会図書館の回答---
貴館でお調べの資料以外に、当館所蔵の下記文献、当館が契約しているデータベース及びインターネット情報を調べましたが、出典に関係する記述は見当たりませんでした。
 
文献
・イギリスの教育改革と日本 / 佐貫浩. -- 高文研, 2002.8 【FB64-H8】
・現代イギリスの教育行政改革 / 清田夏代. -- 勁草書房, 2005.9 【FB64-H18】
・日本にトニー・ブレアはいるか / 小山尭志. -- 廣済堂出版, 2000.8 【GK417-G13】
・英国のブレア労働党政権の「第三の道」と社会保障改革. -- 富士総合研究所, 2000.10. -- (研究リポート) 【GG242-G56】
・ブレア教育改革の虚と実 (特集 現代イギリス研究) / 岩橋 法雄
  (経済. (156) [2008.9] pp.153-163 【Z3-B444】)
・イギリスのブレア政権による教育改革--若者に対する政策を中心に / 小澤 周三
  (帝京平成大学紀要. 17 [2005.12] pp.87-91 【Z14-1592】)
・第2特集 特別インタビュー/英国の教育改革に学ぶ--3つの柱で教育改革を成功に導く ブレア首相教育政策責任者アンドリュー・アドニス氏に聞く / Andrew Adonis   (教育ジャーナル. 41(13) [2003.3] pp.28-32 【Z7-199】)
・イギリス教育便り(3)イギリス教育改革の目指すもの(2)ブレアの教育改革 / 樋田 大二郎
  (月刊高校教育. 35(16) [2002.12] pp.82-85 【Z7-354】)
・T.ブレアの政治理念と教育観--英国ニューレイバーと教育 / 熊谷 一乗
  (教育学部論集. (通号 47) [1999.12] pp.1-17 【Z7-914】)

データベース
・「ProQuest 5000 International」(各国の主要英文雑誌)
・「ProQuest Newsstand Complete」(各国の新聞)
・「LexisNexis」(各国の新聞・通信ニュース)
・「聞蔵IIビジュアル」(『朝日新聞』)
・「毎日Newsパック」(『毎日新聞』)
・「ヨミダス文書館」(『読売新聞』)

インターネット
・「United Kingdom Parliament」 http://www.parliament.uk/ (イギリス議会ホームページ)

             (オンライン情報への最終アクセス日:2009年1月5日)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
図書館サービス.図書館活動  (015 8版)
学校図書館  (017 8版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
イギリス
ブレア首相
読書
照会先
(Institution or person inquired for advice)
The National Literacy Trust( http://www.literacytrust.org.uk/
The office of Tony Blair ( http://tonyblairoffice.org/
恵庭市立図書館
国立国会図書館
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
有益な情報をご存知でしたら、福井県立図書館までご連絡ください。
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
言葉
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000048383解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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