"以下のようなものがある。
『大原総一郎随想全集 1』 大原総一郎 福武書店 1981年
p249-259 「吉田茂さんの思い出」
吉田が駐英大使時代に英国外遊中だった總一郎との出会い
昭和13年帰路に就く秩父丸での再会,ハワイでの島めぐり
戦後總一郎が外相官邸に吉田を訪ねる
大磯の吉田邸訪問
などエピソード多数。
基本的には以下の資料の内容も,随想全集からの引用ないしはその範囲内
『大原総一郎』 井上太郎 中央公論社 1998年
p106・111-112・121・141-142・175
吉田が首相をつとめたことは,總一郎の戦後の活動に大いに益したといえる。
ロンドンでの出会い以来,總一郎は吉田とうまがあっていた。
昭和24年の東京三越本店での倉紡のビニロン展示即売会に首相吉田茂夫人同伴で来場。
(總一郎と吉田茂の写真あり)
←クラレHPの写真と同一
http://www.kuraray.co.jp/csr/report2011/social/04.html『大原孫三郎父子と原澄治』 犬飼亀三郎 倉敷新聞社 1980年 p165・173
終生にわたる親密な交友旧知の吉田茂,自民党の中で最も慎重派であった佐藤栄作の意向を確かめ,
再びプラント輸出の交渉を行う決意を新たにした。
『わしの眼は十年先が見える』 城山三郎 飛鳥新社 1994年 p247-248・265
總一郎はイギリスでは駐英大使吉田茂を知ったが,偶々帰国する船で一緒ということもあって親しくなり,戦後中国へのビニロン・プラント輸出問題では,總一郎は思わぬ吉田の助言を得たりする。中国への大型プラント輸出の際,總一郎を応援してくれたのが,吉田茂である。立場は違うが,二人は気性が合った。
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