レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/10/24
- 登録日時
- 2017/11/27 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:32
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000575
- 質問
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解決
【かせきについて】 『金沢町名帳』(1195585450)P460、461他に「かせき」という職業が多数見られるが、どのような職業か。
- 回答
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・『岩波日本史辞典』(112027556)P691「其日稼ぎ そのひかせぎ」の項目に「安定した職・収入がなく、日々の稼ぎによって生活を営む者。とくに江戸時代の都市下層民を指す。多くは裏店に居住した日用層。江戸後期に施行(せぎょう)の対象とされ、江戸では30万人を越えた。」と記載あり。
・『加賀藩における都市の研究』(11900126)P137に「このうち稼人は「かせにん」と通称される日稼人を指し、定職を持たず、武家・町人の需要に応じて屋根葺手伝・人足・土方等の日雇として賃金を得る低所得階層であった。」と記載あり。
・『城下町金沢 封建制下の都市計画と町人社会』(118412347)P82、93、94、102、290、296に細民を指す言葉として「稼人」「苧かせ人」「日稼人」「苧かせ」「稼人」「稼」の語句が見られる。
P108 二 町人の職業構造と居住地域 4職業構成-城下周辺地子町の場合-この地域の特色の節
「本岡氏がいう使役人夫階層というのは通称「かせぎにん」といわれる日傭の人々をふくむ細民を指すものである。彼らは定職を持たず、武家・町人の求めに応じて屋根葺の手伝いや、人足・土方など日銭によって生活する底辺階層であった。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 歴史 (2 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000225489