市花:キク 市木:クロガネモチ 市花木:サルスベリ 『岡山市政だより』昭和41年11月15日号(2p)”岡山市花にキク・・・緑化を進めるために、市花、市木、市花木の選定を進めていましたが、市花にキク、市木にクロガネモチ、市花木にサルスベリが決まりました。市花=キク=一般にもよく知られ、サクラについで親しまれています。花の美しさ、清いかおり、気品のある姿で秋の代表花です。高さはふつう1メートルぐらいで、葉は羽根状に切れ込み、たがいちがいに茎についています。一般家庭でも簡単につくれます。 市木=クロガネモチ=モチノ木科の常緑高木で、葉は長円形をしています。秋が深まると野鳥の好きな赤い実をつけます。病害虫に強く、成長はおそいが、高さ10メートルから18メートル、太さは直径1メートルになる雄大な木です。岡山ではアクラと呼ばれます。 市花木=サルスベリ=ミソハギ科の落葉高木で、幹の表面がなめらか、葉は長円形です。7月から秋まで赤、白の花が枝の先に5・6個集中してつきます。成長は早く、芽を出す力も強く、別名を百日紅(ひゃくじつこう)とも呼ばれます。 『岡山知恵を集めて市木にクロガネモチ(別名・アクラ)、市花に菊、市花木にサルスベリを選定しました。選考にあたっては①親しみやすく特色のある郷土品種②公園や庭園など広く市内全域で育てやすいもの③市のシンボルとしてふさわしいものーの3項目を基準として候補品種各3種を選んで市民からはがきで投票してもらい、各最高数を得たものを採用しました。