レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年03月01日
- 登録日時
- 2011/04/05 16:19
- 更新日時
- 2011/07/22 12:32
- 管理番号
- 名古屋市千-2011-001
- 質問
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解決
東山植物園内の也有園は、いつから、どうしてできたのか。また、横井也有についてわかりやすくまとめて書いてある本を紹介してほしい。
- 回答
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也有園の整備は、江戸時代中期の俳人・尾張藩の重臣であった横井也有(1702~1783)の業績を顕彰するため、昭和23年4月から始まりました。現在の庭園(回遊式庭園)は、昭和42年の再整備の結果、旧兼松家武家屋敷門(名古屋市文化財)を移築復元してできたものです。横井也有に関する資料としては『名古屋市史人物編』に記述があるほか、『名古屋叢書三編』の解説や『近世東海俳壇新攷』・『江戸詩人伝』などがわかりやすいです。
- 回答プロセス
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(1)東山植物園内にあることから、東山植物園発行の資料を検索したところ、横井也有没後200年の記念に発行された『横井也有』がありました。この冊子に横井也有の紹介、「也有植物園趣意書」などの記載がありました。また、也有園設立の事情に関しては、上記趣意書の著者で尾張俳諧の研究者の市橋鐸が書いた『也有さま』という本(非売品)の中にも、「也有植物園」の見出しで簡単な記述がありました。
(2)横井也有自身に関しては、『名古屋市史人物編』に記述があるほか、本人の全集に当たる『名古屋叢書』16~18(全4冊)の中に簡単な解説がありました。また、『近世東海俳壇新攷』・『江戸詩人伝』の中にも横井也有の章がありました。その他、也有の主著である「鶉衣」を現代文にし読みやすくした『楽隠居のすすめ』という本があることも分かりました。
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
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- 『横井也有』 東山植物園 [1978年]
- 『也有さま』 塚本印刷(印刷) 1975年
- 『名古屋市史人物編 下巻 復刻版』 名古屋市/編 国書刊行会 1981年 p.384-387
- 『近世東海俳壇新攷』 若草書房 2002年 p.236-330
- 『江戸詩人伝』 ぺりかん社 1986年 p.245-273
- 『名古屋叢書三編 第16-18 横井也有全集』 名古屋市教育委員会 1982-1985年
- 『楽隠居のすすめ 「鶉衣」のこころ』 横井也有/原作 岡田芳朗/訳著 広済堂出版 2001年
- キーワード
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- 横井也有
- 也有園
- 東山植物園
- 東山動植物園
- 市橋鐸
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000084312