レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年02月01日
- 登録日時
- 2019/05/15 14:37
- 更新日時
- 2019/07/04 10:23
- 管理番号
- 6000004541
- 質問
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解決
書籍のタイトルでよく見かける「2.0」とは何か。
- 回答
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1.まず「ニーテンゼロ」で、所蔵検索したところ、47件がヒットした。
最も出版年の古いものは、2006年出版の『Web2.0 BOOK 』 『 超図解Web2.0がわかる!100のキーワード 』など。
「Web2.0」で所蔵検索すると16冊ヒットし、すべて2006年から2008年の間に出版されたもので、2007年以降『プロ野球2.0 』『ブックビジネス2.0』など、「Web2.0」以外の本が目立ち始める。
2.「2.0」がタイトルに使用されている書籍には、そのタイトルについて「Web2.0」を踏まえている旨説明しているものが多くあった。
「Web2.0」とは、『Web2.0 BOOK 』 によると、インターネットでこの数年間に発生したWebの環境変化とその方向性(トレンド)をまとめたもので、特定のサービスや製品などを指すものではなく、第二世代のWebという意味とのこと。
米国のIT系出版社オライリー社CEOティム・オライリーがブレインストーミング中に表現したことに端を発したもので、読みは、「ウェブ ニーテンゼロ」、英語では「ウェブ・ツー・ポイント・オー」。
3.「2.0」がタイトルに使用されていて、その由来について記述のある書籍を紹介。
『プロ野球2.0』(p.18)
"僕がイメージする「プロ野球2.0」とは、サイトがユーザーの情報を吸収しながら、常にユーザーに合った状態に変化していくウェブ2.0の概念を、プロ野球に応用するとどうなるか、を想起する言葉なのです。ウェブ2.0に見られる「カスタマイズ」「集合知」「ネットワーク効果の概念」などをプロ野球で活用して、「次世代のプロ野球」の概念をみんなで共有しましょう、という話です。”
『ブックビジネス 2.0』(p.6-7)
”ここのところ、よく見かける「2.0」という言葉は、たんに「新しさ」を意味するだけのものではありません。(中略)「2.0」という言葉が意味するのは、こうしたウェブという新しい情報環境で生まれてくる、さまざまな文化やビジネスのありかたです。ウェブ時代の文化とビジネスは、これまでの「1.0」の時代に蓄積された成果をときにはふまえつつ、またときには乗り越えて、「1.0」の世界の外にある広大な領域へと踏み出していくことでしょう。”
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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小川浩, 後藤康成 著 , 小川, 浩 , 後藤, 康成. Web 2.0 book. インプレス, 2006.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008118784-00 , ISBN 4844322265 -
小島克典 編著 , 小島, 克典, 1973-. プロ野球2.0 : 立命館大学経営学部スポーツビジネス講義録. 扶桑社, 2008. (扶桑社新書)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009277051-00 , ISBN 9784594055912 -
岡本真, 仲俣暁生 編・著 , 金正勲, 津田大介, 長尾真, 野口祐子, 橋本大也, 渡辺智暁 著 , 岡本, 真, 1973- , 仲俣, 暁生, 1964- , 金, 正勲 , 津田, 大介, 1973- , 長尾, 真, 1936-. ブックビジネス2.0 : ウェブ時代の新しい本の生態系. 実業之日本社, 2010.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010927193-00 , ISBN 9784408108537
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小川浩, 後藤康成 著 , 小川, 浩 , 後藤, 康成. Web 2.0 book. インプレス, 2006.
- キーワード
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- Web2.0
- 2.0
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000256025