レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年12月15日
- 登録日時
- 2012/12/18 12:35
- 更新日時
- 2013/05/03 14:23
- 管理番号
- 鳥県図20120134
- 質問
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解決
全国的なものだけでなく、鳥取の観天望気について調べられた書籍や資料などがあるか。
- 回答
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観天望気やことわざが掲載されている図書はあり、根拠について検証したものはあるが、鳥取県のものについて個別に根拠を検証したものは見当たらなかった。
- 回答プロセス
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●観天望気のうち鳥取県のものの記載があるもの
【図書】※タイトル、著者、出版者、出版年、資料コード順に記載。
『日本の民俗 31』 四宮守正/著 東京 第一法規出版 1972.09 (112102902)
民族知識として気象に関するものの記載あり。八頭や岩美など東部地区の記載あり。(p151)
『ことわざから読み解く天気予報』 南利幸/著 日本放送出版協会 2003.10 (115262887)
ことわざ索引あり。地方別の索引はないが、季節別に風をまとめていることわざの中に「二月・八月の風は定まらず(鳥取県)」とある。(p175)
『天気で読む日本地図 各地に伝わる風・雲・雨の言い伝え』 山田吉彦/著 PHP研究所 2003.3 (115141692)
第三部「事象別・各地に伝わる観天望気の言い伝え」の中に「いわし雲が現れるといわしがたくさん獲れる」(p195)「南東の風が吹いていると魚釣りに行っても釣れないし、網にも魚が入らない」(p198)が鳥取県のものとして紹介されている。
『天気予知ことわざ辞典』 大後美保/編 東京 東京堂出版 1984.06 (110134113)
p191-364にことわざ総覧あり。気象別にことわざが掲載されており、鳥取県のものも掲載されている。
『ことわざの真実 天気・災害・豊凶のことわざから』大後美保/著 三省堂 1956.10(113603056)
鳥取県のものが2件掲載。(p88)
※索引がないため、全体を通して確認すれば他に出ている箇所があるかもしれない。
『天気図と気象の本 天気図を見るとき読むとき書くとき』改訂新版 宮澤清治/著
国際地学協会 2001.7(114830832)
天気のことわざの中に山陰のものが1件掲載。(p159)
『新修 米子市史 第五巻』 米子市史編さん協議会/編 米子市 2000.11
p699~「俗信と民間療法」の中に天気予報の項目あり。
【インターネット情報】
〇総務省ホームページ「全国災害伝承情報」
http://www.fdma.go.jp/html/life/saigai_densyo/
「防災に関わる言い伝え」の部分、p31に鳥取県のものとして10件掲載があるが、その根拠(出典)は言い伝えのみで、裏づけ資料の掲載なし。(最終確認日:平成24年12月12日)
●その他、観天望気が掲載されているもの
【図書】※タイトル、著者、出版者、出版年、資料コード順に記載。
『ことわざの真実 天気・災害・豊凶のことわざから』 大後美保/著 三省堂 1956.10(113603056)
『気になる天気の話146』 水沢周/編著 藤井幸雄/編著 講談社 1994.08
季節ごとに天気に関することわざが掲載されている。
『実戦的お天気入門 とってもわかりやすい気象の本』 新版 阿施光南/著 山海堂 1999.02 (113720950)
『おもしろい気象情報のはなし』 荒野喆也/編著 日刊工業新聞社 1991.06(111349455)
気象ことわざの歴史や信頼性、地方色についての説明がある。(p200-207)
●鳥取の天気の特性や天候に関することばが掲載されているもの
『鳥取ことば 山住健次/著 鳥取 久松文庫 1963.03 (118029084)
『とっとり言葉 あるザイゴ医者の覚書き』 森納/著 1988.06(117087513)
『テレビ天気メモ面白談義』 直田秋治/著 山陰放送報道制作局/編 山陰放送 1987.07(112789601)
- 事前調査事項
- NDC
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- 気象学 (451 8版)
- 風俗習慣.民俗学.民族学 (380 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 観天望気
- 天気
- 天候
- ことわざ
- 言い伝え
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000115951