レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/05/08
- 登録日時
- 2011/04/01 02:01
- 更新日時
- 2011/04/01 02:01
- 管理番号
- H21-107
- 質問
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解決
近世の手紙の追伸:追い書きの書き出しについて知りたい。
- 回答
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書き出しに用いられている語句
尚々(なおなお):江戸時代に書き方の定まった候文の手紙の尚尚書で最初に書いている
その他では、追伸、追申、追啓、追陳、追白、二伸、二申、二白、再伸、副啓などあるが、近世の手紙文で用いられていたかどうかは不明。
- 回答プロセス
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※以下のWeb検索についてlast access日は2010/03/01。
JapanKnowledge(http://na.jkn21.com/)検索
追伸・追申:(日本国語大辞典)"手紙などで本文の後にさらに書き加える時、その冒頭に記す語。またその書き加えた文。追書(おってがき)。なおなお書き。追啓。追陳。追白。二伸。"
追啓以下はいずれも手紙の本文のあとに書くときの初めに書く言葉であることが記されている(追書は追而書とも書く)
追白:(日本国語大辞典)"ついしん(追伸)に同じ。*作文参考書〔1942〕〈陸軍士官学校編〉三・二・一「脇付の次に行頭より少しく下げて追申(追白、二申、二白、尚々)などと記し"
尚尚書:(日本国語大辞典)"(前略)候文の手紙で、「尚々(なおなお)」と最初に書いたところからいう"
候文:(デジタル大辞泉)"(前略)鎌倉時代に始まり、江戸時代にその書き方が定まった。(後略)"
kotobank.jp(http://kotobank.jp/)検索
キーワード"追伸"→関連キーワードに"再伸"あり(リンク先はデジタル大辞泉)
キーワード"追書"→関連キーワードに"副啓(ふっけい)"あり(リンク先はデジタル大辞泉)
『日本語大シソーラス : 類語検索大辞典』 山口翼編 大修館書店 2003 <当館請求記号 R813.5/Yam>
→追伸 0528.22(P454)にある語より(上記に記していない語)"再白、付白、付言、副伸、副敬、副言、副白、副陳、次白、三伸、参啓、参白"
- 事前調査事項
- NDC
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- 文章.文体.作文 (816 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 追伸
- 追書
- 近世
- 手紙文
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 教職員
- 登録番号
- 1000083866