レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/10/10
- 登録日時
- 2014/12/05 00:30
- 更新日時
- 2014/12/05 00:30
- 管理番号
- 6001005397
- 質問
-
未解決
『日本歴史地名大系 第31巻 和歌山県の地名』中三谷村の項目(p.211)に
『南紀徳川史』には「行場金剛寺」とあり、葛城入峯の行場でもあった。」との記述があります。
『南紀徳川史』のどこに何と書かれているか、お教え下さい。
- 回答
-
『南紀徳川史 総目録』(堀内信/編 南紀徳川史刊行会 1933)【353/79/#】の社寺制の見出しから調査しました。
p.346 に奥熊野中井浦の「金剛寺」(巻之百五十二 五四六)の記述があり、所蔵館の中之島図書館に原資料を確認してもらいましたが、
『南紀徳川史 第16冊 自第百四十七巻至第百五十七巻』(堀内信/編 南紀徳川史刊行会 1933)【353/79/#】 p.546 の金剛寺は
「尾鷲組」「中井浦」とあり、現在の三重県の地名のようですので
おさがしの金剛寺ではないようでした。
以下に引用します。
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金剛寺 奥熊野 護国山 尾鷲組 中井浦 禅宗曹洞派
続風土記に曰く堀内安房守の時迄は寺領高四十石ありしに浅野家の時
没収せらる元和の後今の寺地高三石六斗余を免許ありて熊野五箇寺の
一と定めらる
高三石六斗 中井浦 金剛寺領
紀勢御領分高帳には三石六斗九升五合とあり
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『南紀徳川史』のどこに掲載されているかを調査するため関連のある資料として『葛城修験道の行場 橋本市郷土資料館報』(宮本佳典/執筆・編集 橋本市郷土資料館 2009.3)【188.5/423N】を見ましたが、確認はできませんでした。
『南紀徳川史』(堀内信/編 南紀徳川史刊行会 1933)(大阪府立中之島図書館所蔵)は「個人禁」の資料です。大阪府立中之島図書館あるいは大阪府内のお近くの図書館へ取寄せて閲覧できます。
また、『南紀徳川史』は(国立国会図書館デジタルコレクション(図書館送信資料)として提供されていますので、大阪府立中央図書館の専用端末で閲覧・複写できます。(2014/10/10現在)
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/ndlsoushin.html
[事例作成日:2014年10月10日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 8版)
- 参考資料
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- 打田町史 第3巻 打田町史編さん委員会∥編集 打田町 (380)
- 日本名所風俗図会 12 角川書店 (395)
- 紀伊続風土記 第1輯 和歌山県神職取締所∥編纂 帝国地方行政学会出版部 (649)
- 日本歴史地名大系 31 平凡社 (211)
- 葛城修験道の行場 宮本/佳典∥執筆・編集 橋本市郷土資料館
- キーワード
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- 金剛寺(コンゴウジ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 地名・地域
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000164017