レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年10月25日
- 登録日時
- 2011/11/23 15:47
- 更新日時
- 2011/11/23 15:54
- 管理番号
- 福井県図-20111025
- 質問
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解決
どうしてタイの洪水はいつまでも水が引かないのですか。
- 回答
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タイでは、50年に1度とも言われる記録的な大雨が7月以来続き、洪水発生以降も、上流からの水の流入が続いています。また、首都バンコクは、チャオプラヤ川下流のデルタ地帯に位置し、海抜0メートルのところもあるなど、ほぼ平らな低湿地が河口部まで続いており、いったん洪水が起こるとなかなか海への排水が進みません。
このため、洪水が長引いていると考えられます。
- 回答プロセス
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1.子ども室にある、朝日小学生新聞なら解説があるかと思い見る
(ア)10月13日付「タイで洪水、日本企業にも影響:世界遺産が浸水」
7月中旬からタイで大雨が続いたために洪水が起こり、これまでに27県約270万人が被災、281人が死亡したという内容。
(イ)10月19日付「タイの洪水 日系400社被害:工業団地が浸水」
(ウ)10月24日付「おさらいジャンケンポン:10月15日からのニュース」
17日のニュースとして記事あり。
洪水長期化についての解説記事はなかった。
2.Googleで「タイ 洪水 なぜ」をキーワードにニュース検索→タイ洪水なぜ長引くのか:NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111025/t10013481951000.html がヒット。記録的な雨量だったことと、タイの地形的な条件の2つの理由が述べられていた。
(ア)50年に1度とも言われる記録的な大雨。チャオプラヤ川の上流域となる北部や北東部などの雨量は、ことし6月から先月まで月平均の雨量を最大で50パーセント余り上回っており、洪水が起きた後も上流域から水の流入が続いている。
(イ)首都バンコクは、チャオプラヤ川下流のデルタ地帯に位置し、運河が縦横に張り巡らされている。海抜0メートルの場所もあるなど、ほぼ平らな低湿地が河口部まで続き、いったん洪水が起きるとなかなか海への排水が進まない。大潮で潮位が高い状態となれば、河口への水の流れがさらに悪くなる。
3.外務省のサイト「海外安全ホームページ」http://www.anzen.mofa.go.jp/ で、タイの情報を調べる。
10月7日に最初の注意喚起が出ている。「1.報道等によれば、7月以来続いている豪雨によりタイ北部・中部の広い地域において河川の氾濫、土砂災害、冠水被害等が発生しており、10月6日現在で200人以上の死者が出ている模様です。同地域では今後もまとまった降雨が予想されており、特にアユタヤ県内においてチャオプラヤー川及びノイ川の増水に伴う洪水被害が更に大きくなる危険性があります。」その後、14日、20日にも注意喚起情報が出されている。
- 事前調査事項
- NDC
-
- アジア (292 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- タイ
- 洪水
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 小中学生
- 登録番号
- 1000097122