レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006年04月11日
- 登録日時
- 2006/04/11 18:40
- 更新日時
- 2009/05/24 09:21
- 管理番号
- 福井県図-20060407-1
- 質問
-
未解決
欧陽脩の詩「嘗新茶詩」の全文が知りたい。
- 回答
-
『欧陽文忠公集』巻七 七「嘗新茶呈聖兪」に、「猛火炙背如蝦蟇由来真物有真賞坐逢詩老頻咨嗟須臾共起索酒飲何異奏雅終淫哇」とある。(大本原式精印 四部叢刊正編 44 『欧陽文忠公集』(一) 1979.11 台湾商務印書館 p.90 当館請求記号CH082/6/44 資料コード 1014976904)
また、この詩を国立国会図書館 近代デジタルライブラリーでもご覧いただくことができます。
『欧陽文忠公詩集』第3冊巻之七(古詩二十二首)
(近藤元粋編、明治44年、青木嵩山堂)
http://kindai.ndl.go.jp/BIImgFrame.php?JP_NUM=41015524&VOL_NUM=00003&KOMA=10&ITYPE=0
http://kindai.ndl.go.jp/BIImgFrame.php?JP_NUM=41015524&VOL_NUM=00003&KOMA=11&ITYPE=0
【回答補足2009年5月24日】
下記のとおり近畿大学図書館様からご教示いただきました。
原文のみですが、下記のサイトで検索することができました。
宋詩(元智大學)
http://cls.hs.yzu.edu.tw/QSS/ (2009/05/22確認)
この他、下記のサイトでは「全唐詩」、「唐宋詞」も検索することができます。
唐宋文史資料庫(元智大學)
http://cls.hs.yzu.edu.tw/tasuhome.htm (2009/05/22確認)
- 回答プロセス
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1.『中国学芸大事典』で、陸游・欧陽脩の時代を確認。陸游は南宋、欧陽脩は北宋。
2.『漢詩大観』で検索→なし
3.『宋詩鑑賞辞典』前野直彬/編 1998.9 東京堂出版→掲載なし
4.『宋詩選注』1~4 2004.1平凡社→なし
5.『宋詩概説』吉川幸次郎/著2006.2岩波書店→なし
6.『宋代詩詞』鑑賞中国の古典 第22巻 1988.2 角川書店→なし
7.『宋詩選』漢詩大系 第16巻 1966.3 集英社→なし
8.『文選』世界文学大系 70 1963.12 筑摩書房→なし
9.『唐宋詩集』筑摩世界文学大系 8 1975.7 筑摩書房→なし
10.『漢詩の事典』三版2000.5大修館書店→唐宋八大家の一人ということ、『欧陽文忠公集』があることはわかった。
11.『集英社世界文学大事典』1996.10 集英社 欧陽脩を引く→「詞の作家としても知られる。」とあるので、宋詞を調査する。
12.『宋詞の世界』村上哲見/著2002.12大修館書店→なし
13.12.までの状態でレファレンス協同データベースに入力しておいたところ、近畿大学・国立国会図書館からコメントがあり、本文は『欧陽文忠公集』巻七にあることがわかった。
14.国会図書館から回答あり。書き下し文と訳は判明しなかったとのこと。
なお、茶文化の観点からこの詩について述べられていた論文をご教示いただいた。=高橋忠彦:宋詩より見た宋代の茶文化(『東洋文化研究所紀要』通観115)1991.3 pp.61-122 該当箇所は、pp.69-71「2.欧陽修の茶詩」
【国会図書館調査済み資料】相島宏:中国詩詞翻訳索引-1-宋代(『アジア資料通報』31(1)1993.1 pp.2-54),『CD翻訳図書目録45/92.芸術・文学編』,『CD翻訳図書目録:1992-2000』,『翻訳図書目録』2000-2003 3(芸術・言語・文学),『全集・合集収載翻訳図書目録』45/75,76/92,『CD世界文学全集綜覧』『中国名詩鑑賞辞典』『漢詩名句辞典』『中国詩人選集二集 第1巻』『中国古典文学大系 19』『世界文学大系第7B』『和刻本漢籍文集 第2輯』『中国喫茶詩話』『煎茶文化考』『中国茶文化』『中国喫茶文化史』
- 事前調査事項
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テレビかラジオで陸游の詩「臨安春雨初霽」が紹介されたときに、詩の一文「猛火・・・・」という部分と、題名が紹介された。
- NDC
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- 中国文学.その他の東洋文学 (92)
- 参考資料
- キーワード
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- 欧陽脩
- 嘗新茶詩
- 照会先
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- 国立国会図書館
- 寄与者
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- 近畿大学
- 国立国会図書館
- 備考
- 利用者は、書き下し文および訳文を探しています。良い資料をご存知の方は是非ご教示ください。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000028277