このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000206924
提供館
(Library)
国立国会図書館(National Diet Library) (1110001)管理番号
(Control number)
B161202113916
事例作成日
(Creation date)
2016/12/14登録日時
(Registration date)
2017年01月20日 00時30分更新日時
(Last update)
2017年05月09日 13時52分
質問
(Question)
以下の幕末の軍艦について、仕組みや構造(トン数など)に関する記載のある資料があれば紹介してください。

・黒龍丸
・翔鶴丸
・武蔵艦
・千秋丸
・蟠龍丸
回答
(Answer)
当館所蔵資料を調査したところ、御照会の軍艦のうち、「武蔵艦」を除く4隻について、仕組みや構造(トン数など)に関する記述のある資料(1)-(8)が見つかりましたので、御紹介します。また、個々の軍艦についてではありませんが、幕末の蒸気船(洋式船)全般の仕組みや構造を解説した資料(9)-(10)が見つかりましたので、参考として併せて御紹介します。

【 】内は当館請求記号です。
末尾に*が付いている資料は、国立国会図書館デジタルコレクション( http://dl.ndl.go.jp/ )国立国会図書館内限定公開資料です。
末尾に**が付いている資料は、国立国会図書館デジタルコレクション( http://dl.ndl.go.jp/ )国立国会図書館/図書館送信参加館内公開資料です。
末尾に***が付いている資料は、国立国会図書館デジタルコレクション( http://dl.ndl.go.jp/ )インターネット公開資料です。

(1)
勝安芳 (海舟) 著. 海軍歴史. 9. 海軍省, 明22.11 【16-79】***

「船譜」(ページ付なし、2-53コマ目)に、黒龍丸(3コマ目)、翔鶴丸(3コマ目)、千秋丸(3コマ目)、蟠龍丸(2コマ目)の船形、馬力、トン数などをまとめています。

(2)
文倉平次郎 編. 幕末軍艦咸臨丸. 巌松堂, 1938 【210.593-H827b】***

pp.751-791(390-410コマ目)の「附錄 德川幕府艦船譜」に、黒龍丸(pp.778-779(404コマ目))、翔鶴丸(pp.776-777(403コマ目))、千秋丸(pp.768-769(399コマ目))、蟠龍丸(pp.755-758(392-394コマ目))の船種、寸法、トン数などに関する記述があります。

(3)
坂本 賢三. 幕末期輸入船とその主機. 日本舶用機関学会誌 : マリンエンジニアリング. 18(6) 1983.6 pp.456-464 【Z16-747】

pp.458-459の「表1 幕末期輸入蒸気船一覧表」に、黒龍丸、翔鶴丸、蟠龍丸の排水量や馬力などをまとめています。また、蟠龍丸について、「主機は径38in{96cm}ピストン行程15in{38cm}のシリンダを持つトランク二筩機械で,1台実馬力128HP{96kW}であった.」(p.458)とあり、この引用文中の「二筩機械」の図がp.458に掲載されています。この図の出典として「〔帝国海軍機関史による〕」とあり、これは次の資料(4)を指します。

※資料(3)は、科学技術振興機構が提供するJ-STAGE( http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja )にて、全文がPDFで閲覧できます( https://www.jstage.jst.go.jp/article/jime1966/18/6/18_6_456/_pdf )。

(4)
日本舶用機関史編集委員会 編. 帝国海軍機関史. 上巻. 原書房, 1975 【AZ-664-20】

p.23に、資料(3)に引用された「二筩機械」の図を掲載しています。また、pp.202-230に「第六項 幕府時代ノ蒸気機関」の項があり、pp.211-212で、蟠龍丸の蒸気機関について解説しています。このほか、幕末の各種軍艦の蒸気機関に関する記述が多数あります。

(5)
日本舶用機関史編集委員会 編. 帝国海軍機関史. 別冊. 原書房, 1975 【AZ-664-20】

「2. 旧幕時代我邦蒸気船機関要目」と題する表に、翔鶴丸と蟠龍丸の寸法、トン数、主機械などをまとめています。

(6)
小椋克己, 土居晴夫 監修. 図説坂本龍馬. 戎光祥出版, 2005.3 【GK124-H52】

見返し遊びに、黒龍丸について、「全長51.5m、100馬力の2本檣木製スクリュー式蒸気船」および「大砲2門積載」とあります。また、翔鶴丸について、「全長約60m、350馬力、350トンの木製外輪蒸気船」とあります。

(7)
公爵島津家編輯所 編. 薩藩海軍史. 下巻. 薩藩海軍史刊行会, 1928-1929 【397.21-Si361s】**

「軍務官所管艦船表(十九隻)」(pp.1071-1073(577-578コマ目))のp.1072(578コマ目)に、翔鶴丸の船質、トン数、寸法、馬力をまとめています。なお、p.1071(577コマ目)には武蔵艦の項がありますが、「船質:(汽)」とあるのみで、トン数、寸法、馬力は不明です。

(8)
松下芳男 著. 日本軍事史叢話. 土屋書店, 1963 【392.1-M414n】*

p.49(29コマ目)に、翔鶴丸について、「排水量三百五十トンの木造艦である。」とあります。なお、p.49(29コマ目)には武蔵艦に関する記述もありますが、トン数は不明だとしています。

(9)
元綱数道 著. 幕末の蒸気船物語. 成山堂書店, 2004.4 【NC51-H29】

第1章「蒸気船の概要」(pp.1-37)に、幕末の蒸気船に関する基礎知識をまとめており、スクリュー、艦載砲、推進機関などに関する解説があります。なお、p.118には「蟠龍丸要目」として、蟠龍丸の排水量、ボイラ、速力などをまとめています。ただし、この要目は、蟠龍丸を改造した軍艦である「雷電」のものであるとの断りがあります。

(10)
図説・幕末戊辰西南戦争 : 決定版 : 戦闘・暗殺・兵器・艦船・軍装のすべてをイラストと地図で一挙総覧!!. 学習研究社, 2006.8 【GB354-H172】

「図解・洋式船の構造」(pp.36-41)にて、幕末の洋式船の帆走装置(pp.36-37)、推進機関(pp.38-39)、艦載砲(pp.40-41)の構造や仕組みなどを図解しています。また、p.37には、蟠龍丸について、「排水量=370トン/(一部略)/艦種=木造2本マスト・トップスルスクーナー型スクリュー蒸気船/備砲=4門」とあります。


[調査済み資料及びデータベース]

・別冊宝島編集部 編. 日本海軍艦艇大図鑑. 宝島社, 2016.2 【NC64-L75】
・帝国の艦船 = Ships of The Imperial Japanese Forces : 日本陸海軍の海洋軍備. 学研パブリッシング ; 学研マーケティング (発売), 2013.8 【NC64-L11】
・日本海軍艦艇発達史. 双葉社, 2011.5 【NC64-J97】
・中川務, 阿部安雄 編著. 幕末・明治の日本海軍 : 海戦・艦艇写真集. ベストセラーズ, 2010.10 【AZ-664-J37】
・「図説」日本海軍入門 : 歴史、作戦から組織、兵器まで!!「帝国海軍」のすべてをわかりやすく解説. 学習研究社, 2007.9 【AZ-664-H87】
・日本の戦艦パーフェクトガイド. 学習研究社, 2004.4 【NC64-H41】
・野村實 著. 日本海軍の歴史. 吉川弘文館, 2002.8 【AZ-664-G82】
・日本海軍戦艦 : 写真構成. 新人物往来社, 2001.11 【NC64-G129】
・野村実 監修 ; 太平洋戦争研究会 著. 図説日本海軍. 河出書房新社, 1997.11 【AZ-664-G22】
・海軍歴史保存会 編. 日本海軍史. 第7巻 (機構・人事・予算決算・艦船・航空機・兵器). 海軍歴史保存会, 1995.11 【AZ-664-G9】
・福井静夫 著. 日本海軍全艦艇史 : 写真. ベストセラーズ, 1995.3 【YP19-408】
・篠原幸好 [ほか著]. 連合艦隊艦船ガイド : 1872-1945. 改訂版. 新紀元社, 1994.7 【NC64-E109】
・池田清 著. 日本の海軍. 誕生篇. 朝日ソノラマ, 1993.8 【AZ-664-E77】
・高橋昭夫 著. 夜明けの戦艦 : 開陽丸物語. 北海道新聞社, 1991.5 【GB354-E37】
・脇哲 著. 軍艦開陽丸物語. 新人物往来社, 1990.4 【GB354-E21】
・片桐大自 著. 聯合艦隊軍艦銘銘伝 : 全860余隻の栄光と悲劇. 光人社, 1988.6 【NC64-E12】
・篠原宏 著. 海軍創設史 : イギリス軍事顧問団の影. リブロポート, 1986.2 【AZ-664-127】
・小池猪一 編著. 図説総覧海軍史事典. 国書刊行会, 1985.10 【AZ-664-122】
・国書刊行会 編. 日本陸海軍八十年 : 維新の建軍より敗戦の壊滅まで 写真集. 国書刊行会, 1978.2 【AZ-662-27】
・石井勉 著. 徳川艦隊北走記. 学芸書林, 1977.7 【GB421-110】
・海軍有終会 編. 近世帝国海軍史要. 増補. 原書房, 1974 【AZ-664-11】
・帝国連合艦隊 : 写真図説 日本海軍100年史. 講談社, 1969 【GB611-5】
・田村栄太郎 著. 維新海軍の人々. 北海出版社, 1943 【AZ-664-6】**
・山高五郎 著. 日の丸船隊史話. 千歳書房, 1942 【683.4-Y457h】**
・中島武 著. 幕末の海軍物語. 三友社, 昭和13 【児乙部38-N-4】***
・海軍有終会 編. 幕末以降帝国軍艦写真と史実. 海軍有終会, 昭和10 【693-1】***
・木村浩吉 著. 海軍圖説. 増補訂正第7版. 大日本圖書, 1903 【73-162ハ】***
・山口米吉 編. 大日本帝国軍艦鑑. 益世館, 明27.11 【6-288】***
・本宿宅命 編. 海軍歴史鈔. 博文館, 明24.10 【68-97】***
・All the world's fighting ships. Sampson Low, Marston & Co., 1898-1904 【55-49】

・中名生 正己. 幕末軍艦史話(第5話)蟠龍丸. 世界の艦船. (通号 674) 2007.5 pp.108-111 【Z16-467】

・明治維新当時諸藩艦船図 ( http://gazo.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/kaishi/pages/7-3-68.html
※東京大学駒場図書館( http://lib.c.u-tokyo.ac.jp/ )が提供する、大日本海志編纂資料( http://gazo.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/kaishi/index.html )に収録されている資料です。

・NDL-OPAC ( https://ndlopac.ndl.go.jp/
・国立国会図書館サーチ ( http://iss.ndl.go.jp/
・国立国会図書館デジタルコレクション ( http://dl.ndl.go.jp/
・国立公文書館デジタルアーカイブ ( https://www.digital.archives.go.jp/
※たとえば、「太政類典・第一編・慶応三年~明治四年・第百九巻・兵制・艦舩」などの薄冊があり、「諸藩ニ令シテ所有ノ艦舶ヲ録上セシム」など、幕末頃の艦船の構造(トン数など)が記載された資料が収録されています。
・聞蔵IIビジュアル [当館契約データベース]
・毎索 [当館契約データベース]
・ヨミダス歴史館 [当館契約データベース]
・雑誌記事索引集成データベース ざっさくプラス(皓星社)[当館契約データベース]
・CiNii Articles ( http://ci.nii.ac.jp/
・CiNii Books ( http://ci.nii.ac.jp/books/
・J-STAGE ( http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja
・J-GLOBAL ( http://jglobal.jst.go.jp/

インターネット及びデータベースの最終アクセス日は2016年12月8日です。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
各種の船舶.艦艇  (556 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
軍艦
帆船
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000206924解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!