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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2012-084
事例作成日
(Creation date)
2012年03月10日登録日時
(Registration date)
2012年07月06日 16時32分更新日時
(Last update)
2012年10月02日 15時42分
質問
(Question)
江戸時代享保の新田開発令が出された頃の大里郡・幡羅郡の新田開発の様子について、以下のことを知りたい。
①世話役がいたのかどうか
②世話役がいたとすれば、その人物に関する資料
③当時の開発の様子が分かる資料。期間や場所など
回答
(Answer)
①②世話役については、下記の資料に簡単な記述があるのみだった。
『新編埼玉県史 通史編 4 近世』(埼玉県編 埼玉県 1989)
p80-81 深谷市櫛挽野(用土村)の新田開発に関する項に、次の記述あり。
「平十郎は検地に際し、最初から案内役を献身的に務めたという理由で延享2年9月に開発世話役に任命され、骨折り料として林畑5反歩の除地を堀江荒四郎から与えられている(小渕家文書)」
『寄居町史 通史編』(寄居町教育委員会町史編さん室編 寄居町教育委員会 1986)
p515にも同様の記述あり。この資料では出典について「小渕淳家69」と記載あり。

③当時の開発の様子が分かる資料(期間や場所など)については、大里郡・幡羅郡の現在の行政区である熊谷、深谷、寄居、江南、岡部、川本、妻沼、大里の各市町村史や、江戸時代の新田開発について書かれている、以下の資料を紹介した。
図書
『新編埼玉県史 通史編 4 近世』(埼玉県編 埼玉県 1989) 既出
p52 寛保から延保期の武蔵野新田分布略図あり。
p74-91 櫛挽野(現在の深谷・寄居・岡部・花園)の新田開発について記述あり。
『吉宗の時代と埼玉』(秋葉一男著 さきたま出版会 1995)
p151-156〈幕府に強制された櫛挽原新田開発〉の項に、開発の経緯の簡単な記述あり。
p156-159〈農民の要求をねじふせて本田原を開発〉の項に、元文5年以降の開発が行われた大里郡川本町本田の経緯あり。
『川本町史』(川本町 1989)
p341-355〈本田原の新田開発〉の項に、享保7年に「新田取りたて」の高札が掲げられてから間もなく、町域の本田原の開発を願い出るものがいたことや、それに対する差し止め訴訟などについて記述あり。
『美里町史 通史編』(美里町 1986)
p535〈土地経営の形態〉の項に、「新田開発に関する史料は見当たらないが「美里村史料」から甘粕村について見てみると」として、寛永元年、寛永6年、享保11年、寛永2年の田畑の広さについて記述あり。このほかに、広木村は、正徳3年・延享元年・天明2年、古郡村は、寛永元年・文政5年・天保9年の記述あり。
『寄居町史 通史編』(寄居町教育委員会町史編さん室編 寄居町教育委員会 1986)
p506-519〈新田開発〉の項あり。櫛挽野開発の経緯、鐘撞堂山、用土、折原村などの記述あり。
『江南町史 通史編 上』(江南町史編纂委員会編 江南町 2004)
p656-658〈享保期前後における新田開発と争論〉の項に、樋口村流作場の新田開発、浄閑院原新田の開発についての記述あり。
同『資料編3 近世』p2-43に関連資料あり。
『水の匠・水の司 紀州流 治水・利水の祖-井澤弥惣兵衛』(高崎哲郎著 鹿島出版会 2009)
p223-227「付録1 井澤弥惣兵衛為永 開発年表」あり。
元禄、享保、元文の開発年表。埼玉県内は、さいたま市をはじめ、熊谷市、鴻巣市川里などの記載あり。
『新編武蔵風土記稿 [3期]11(大日本地誌大系17)』(蘆田伊人編集校訂 雄山閣 1977)
p106-107〈成澤村 附持添新田〉の項に、「成澤村は新原庄御庄郷に属し、一に上吉見領とも云、(中略)検地の年代詳ならず、(後略)」とあり。
『「新編武蔵風土記稿」所収新田開発史料目録(近世開拓史資料館(仮称)展示調査事業報告書)』(教育局生涯学習部文化財保護課編 埼玉県教育委員会 2003) 『新編武蔵風土記稿』から「新田」に関係するものを抜き出した資料。
「村名、郡・領・郷庄名、区分、開発、開発者、検地時期、西暦、検地奉行名、面積、石高、領主、家、出典」の項目あり。
『荒川関係文献目録 1』(埼玉県県民部県史編さん室 1983)
p32-33「新田増加」「新田開発の新展開」の項あり。
『大里郡郷土誌』(下田江東編 聚海書林 1983)
p187-477 郡内各町村の解説あり。
p243〈成澤村〉の項に、「成澤新田、靜簡院新田は、ともに享保年間の開墾にして天領なりき。」とあり。
雑誌論文
白井哲哉著「近世中期の新田開発と検地絵図 武蔵国大里郡樋口村の原地新田を事例に(小特集「埼玉 古地図を読む」)」(『文書館紀要 19』p3-14 埼玉県立文書館 2006)検地の様子と検地絵図についての記載あり。主に絵図の成立について記述。
回答プロセス
(Answering process)
そのほかに、享保期以外の新田あるいは当該地域以外の新田について触れている資料
『幕藩制社会の展開と関東』(村上直編 吉川弘文館 1986)
大里郡の記述はなし。
『関東近世史研究 64』(関東近世史研究会常任委員会編 関東近世史研究会 2008)
p61 吉岡孝著「享保期新田開発政策の背景」が掲載されているが、内容は足高制についてのみ。
『近世の新田村』(木村礎著 吉川弘文館 1964)
p55- 享保期の新田政策についての記述あり。
『新田村落:武蔵野とその周辺』(木村礎、伊藤好一編 文雅堂書店 1960)
享保期の新田開発について記述はあるが、内容は武蔵野新田に関してのもので、大里郡、幡羅郡の記述はなし。
『日本地域史研究』(村上直先生還暦記念出版の会編 文献出版 1986)
p217-250 大岡越前守忠相による武蔵野新田の支配展開について記述あり。大里郡、幡羅郡なし。
『図説埼玉県の歴史』(小野文雄責任編集 河出書房新社 1992)
p168 享保から延享期の武蔵野新田分布略図あり。南西部が中心。『新編埼玉県史 通史編4』と内容は同じ。
『関東近世史研究 12』(関東近世史研究会常任委員編 1980)
p1-26「享保期農政と畑作農村 -武蔵野新田成立期の構造-」(森安彦著) 内容は、現武蔵野市の関前新田。
『日本近世国家の諸相』(西村圭子編 東京堂出版 1999)
葛西領の新田開発について記述あり。
『近世の地域編成と国家 関東と畿内の比較から』(関東近世史研究会編 岩田書院 1997)
p196-199 「享保期における江戸の園地政策」に、武蔵野新田開発と小金井堤の桜並木(世話役川崎平右衛門)について記述あり。 大里郡、幡羅郡はなし。
『吉宗と享保の改革(教養の日本史)』(大石学著 東京堂出版 1995)
p241-244 大岡忠相のもとで、農村支配にかかわった人物の紹介あり。新田についてはいずれも南部のもの。
『耕地開発と景観の自然環境学 利根川流域の近世河川環境を中心に』(橋本直子著 古今書院 2010)
p164-179「江戸幕府の新田開発政策と関東」の章があるが、該当地域の新田開発について記述なし。
『熊谷市史 後篇』(熊谷市史編さん室編 熊谷市 1964)
p57 元和6年(1620)の久下新田の開発についての記述あり。
『大里村史 通史編』(大里村史編纂委員会編 大里村 1990)
p411-416「享保期の堰維持・管理慣行」についての記述あり。
『歴研 8号』(埼玉県立大宮商業高等学校歴史研究部 1969)
p7-18「埼玉県内の新田開発について」の項あり。

その他調査済み資料は以下のとおり
『概観大里郡町村誌』(高田晴司編 郷土誌編纂会 1950)
『武蔵国郡村誌 9.10.15』(埼玉県編 埼玉県立図書館 1954-1955)
『埼玉地方史 33』(埼玉県地方史研究会編 埼玉県地方史研究会 1995)
『新田開発』(菊地利夫著 古今書院 1977)
『概観大里郡町村誌』(高田晴司編 郷土誌編纂会 1950)
『武蔵野歴史地理 9』(高橋源一郎編 有峰書店 1973)
『日本歴史シリーズ 14 享保の改革』(遠藤元男〔ほか〕編 世界文化社 1970)
『享保期における新田開発 武蔵国足立郡見沼新田を中心として』(上田加代子著 〔埼玉県立浦和図書館(製作)〕 〔1990〕)
『享保期における町人請負新田の開発 武蔵見沼加田屋新田の場合』(田中嗣晴著  〔田中嗣晴〕 1982)
『享保期新田開発の一考察 武州見沼新田を中心に』(島村芳宏著 〔埼玉県立浦和図書館(製作)〕 〔1978〕)
『井沢弥惣兵衛 新田開発と利水事業に命をかけたその技術と生涯』(海南市立歴史民俗資料館 2005)
『熊谷市史 通史編』(熊谷市史編さん室編 熊谷市 1984)
『熊谷市史 前篇』(熊谷市史編さん室編 熊谷市 1963)
『深谷町誌(埼玉県郷土誌叢刊)』(山口平八編輯 臨川書店 1987)
『花園村史』(花園村 1978)
『深谷市史』(深谷市 1969)
『妻沼町誌』(妻沼町役場 1977)
「埼玉県の治水と開墾(上・下)」(稲村坦元著『埼玉史談(旧版)第6巻第2/3号』埼玉郷土会 1934-35)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
関東地方  (213 9版)
農業経済・行政・経営  (611 9版)
貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション  (090 9版)
参考資料
(Reference materials)
『新編埼玉県史 通史編 4 近世』(埼玉県編 埼玉県 1989)
『寄居町史 通史編』(寄居町教育委員会町史編さん室編 寄居町教育委員会 1986)
『吉宗の時代と埼玉』(秋葉一男著 さきたま出版会 1995)
『川本町史』(川本町 1989)
『美里町史 通史編』(美里町 1986)
『寄居町史 通史編』(寄居町教育委員会町史編さん室編 寄居町教育委員会 1986)
『江南町史 通史編 上』(江南町史編纂委員会編 江南町 2004)
『水の匠・水の司 紀州流 治水・利水の祖-井澤弥惣兵衛』(高崎哲郎著 鹿島出版会 2009)
『新編武蔵風土記稿 [3期]11(大日本地誌大系17)』(蘆田伊人編集校訂 雄山閣 1977)
『「新編武蔵風土記稿」所収新田開発史料目録(近世開拓史資料館(仮称)展示調査事業報告書) 』(教育局生涯学習部文化財保護課編 埼玉県教育委員会 2003)
『荒川関係文献目録 1』(埼玉県県民部県史編さん室 1983)
『大里郡郷土誌』(下田江東編 聚海書林 1983)
『文書館紀要 19』(埼玉県立文書館 2006)
キーワード
(Keywords)
新田開発-歴史
埼玉県-歴史
大里郡(埼玉県)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000108244解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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