レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2000/05/18
- 登録日時
- 2010/08/21 02:00
- 更新日時
- 2017/04/07 11:55
- 管理番号
- 長野市立長野-00-022
- 質問
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解決
以下短歌の出典が知りたい、④に関しては経歴、出身地の図書館の連絡先が知りたい。
①山岡鉄舟「晴れてよし曇りてもよし富士の山もとの姿は変わらざりけり」
②石川啄木「ふるさとの谷のこだまに今も尚こもりてあらむ母がおさの音」
③小田観蛍「天の戸の眞澄にならぶ二つ星百千の世まで添ひてゆくらむ」
④梅田雲浜「君が代を思ふ心のひとすじに我が身ありとは思はざりけり」
- 回答
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①『山岡鉄舟』には、書として残っているものを集めたとして掲載がありました。(村上康正提供とあり)
②「虚白集」
③「蒼鷹」
④以下参考文献をご紹介しました。
梅田雲浜は福井県小浜市の出身なので小浜市立図書館をご案内しました。
- 回答プロセス
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①別レファレンスも参考にする。
「山岡鉄舟の書が載っている本が見たい。」
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000066516
③当館には小田観蛍のみ著作の所蔵なし。
『詩歌人名事典』(日外アソシエーツ 1993)p162より、昭和38年に『小田観蛍全歌集』が刊行されていることがわかる。
『日本の詩歌全情報 27/90』(日外アソシエーツ 1992)p278より1951年に歌集『暁白』、1955年『隠り沼』、1930年『天象』などが刊行されていることがわかる。
『現代短歌全集 第4巻』(筑摩書房 1981)に「隠り沼」が掲載されているが、所収なし。
『小田観蛍全歌集』p306に「太田青丘・後藤まさ子二氏の華燭の典を挙げらるるに。 天の門の真澄に竝ぶ二つ星百千の世まで添ひて行くらむ」とあり、歌集は「蒼鷹」。
④『日本大百科全書 3 2版』に梅田雲浜の項あり。「若狭(福井県)小浜藩士」とあり。
『御物 12』p232-233に梅田雲浜の解説あり。
『日本書蹟大鑑 第25巻』p215 梅田雲浜の解説あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911)
- 参考資料
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- 『山岡鉄舟』大森 曹玄/著 春秋社 1983.11 <289.1ヤ> (① p282)
- 『編年石川啄木全歌集』石川 啄木/著,清水 卯之助/編 短歌新聞社 1986.04 <911.16イ> (② p171)
- 『小田観蛍全歌集』1963 (③ 県立長野図書館所蔵)
- 『日本大百科全書 3 2版』小学館 1994 <R031ニ> (④ p252)
- 『御物 12』毎日新聞社至宝委員会事務局/編集 毎日新聞社 1993.01 <708キ12> (④ p232-233)
- 『日本書蹟大鑑 第25巻』小松 茂美/編 講談社 1980 <728ニ25> (④ p215)
- キーワード
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- 山岡鉄舟
- 石川啄木
- 小田観蛍
- 梅田雲浜
- 照会先
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- 小浜市立図書館(0770-52-1042)
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000070395