レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年03月20日
- 登録日時
- 2017/03/20 14:28
- 更新日時
- 2018/12/21 14:03
- 管理番号
- 19417
- 質問
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四国連絡ブルートレイン「瀬戸」の前身になると思われるが、昭和30年ごろ、東京から四国へ行く寝台列車はあったのか? あったとすれば、その列車種別(特急、急行など)は何だったのか?
- 回答
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次の資料が参考になると思われる。
・国鉄・JR列車名大事典 寺本光照/著 中央書院 2001
この資料のp.306-308「瀬戸(本州)」の項に、寝台特急「瀬戸」の変遷について次のように記載されている。
・東京都内から四国連絡の宇野行きの列車は、昭和25年4月1日から運転された。
・昭和25年10月 広島行き「急行」の一部として、東京―宇野間が全区間急行として宇野に乗り入れた。
・昭和26年12月2日 列車名が「せと」と付けられた。
・昭和31年11月 列車名が、漢字書きの「瀬戸」に変更された。
また、「この時点(昭和31年11月)では、ハネ1両以外はすべて座席車による編成だったが・・・」
との記述あり。「ハネ」とは「3等寝台車」のこと。
・昭和47年3月 特急に格上げされた。
以上のことから、
1955年頃は「急行」列車「せと」であり、
1956(昭和31)年11月の時点では、
3等寝台車1両以外は、座席車による編成とわかる。
なお、p.305-306「せと(四国)」の項によると、
昭和25年10月から高松残橋―松山間に「準急」「せと」が運行されており、
昭和26年12月からは宇和島まで延長された。
東京―宇野間の急行も「せと」(昭和31年11月からは「瀬戸」)という名前だったので
「急行と準急の違いはあっても、東京から宇和島まで、「せと」で旅行ができるようになった。」とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 鉄道運輸 (686)
- 参考資料
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東北特急「はつかり」の運転開始日はいつかを知りたい。(所沢市立所沢図書館).
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000166042-00 -
特急はやぶさ(ブルートレイン)の誕生と廃止がいつか知りたい。(千葉県立東部図書館).
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000133106-00 -
寺本光照 著 , 寺本, 光照, 1950-. 国鉄・JR列車名大事典. 中央書院, 2001.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003014038-00 , ISBN 4887320930 -
日本のブルートレインの停車駅の名前が知りたい。路線図があればそれも見たい。(大阪府立中央図書館).
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000167545-00 (関連事例) -
特急はやぶさ(ブルートレイン)の誕生と廃止がいつか知りたい。(千葉県立東部図書館).
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000133106-00 (関連事例) -
サンライズ瀬戸が寝台特急瀬戸だった頃の情報が見たい。(香川県立図書館).
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000144859-00 (関連事例) -
電車の車体に書いてある「モ」や「サ」などの記号の意味が知りたい。特に貨車についてわかるものが欲しい。(市川市中央図書館).
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000086138-00 (関連事例)
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東北特急「はつかり」の運転開始日はいつかを知りたい。(所沢市立所沢図書館).
- キーワード
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- 鉄道--日本--辞書
- 寝台特急「サンライズ瀬戸」
- 四国連絡ブルートレイン「瀬戸」
- 寝台特急「瀬戸」
- 交通-日本
- 鉄道-日本
- 鉄道車両
- 鉄道-日本-歴史
- 寝台車(鉄道)
- "準急" "せと" "高松桟橋駅"
- 列車種別
- 3等寝台車
- 座席車
- ハネ:B寝台車
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000212337