レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年03月03日
- 登録日時
- 2015/03/03 09:38
- 更新日時
- 2016/03/04 10:03
- 管理番号
- 17233
- 質問
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ココヤシの採り方について載っている本は?特に、木に登る時に変わった靴をはいて採るようだがそのことについて書いてあるものを見たい。
- 回答
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ココヤシの収穫について書かれた図書はあったが、靴について書かれたものは見当たらなかった。
(1)ずかんフルーツ 見ながら学習調べてなっとく 米本仁巳/著 技術評論社 2014.8
※110~111頁
「収穫方法のいろいろ」という記述はあるものの木の上に登るときの靴のことは記述なし。
「木に登って落としたり、自然落下を待つという原始的な方法や、竹牟の先に鎌をつけて切り落とす方法またサルを使って実を取るという驚きの方法まであるのです。」
(2)ココヤシの恵み 文化、栽培から製品まで 杉村順夫,松井宣也/共著,松井宣也 裳華房 1998.11 (ポピュラー・サイエンス)
※63頁にも「果実の収穫」の項あり。同様に木の上に上る靴については記述なし。
(3)スワヒリ農村ボンデイ社会におけるココヤシ文化 高村美也子著
名古屋大学大学院文学研究科比較人文学研究室 2014.3 アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明研究叢書 11
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB16639659
※次のURLにPDFあり。
http://urx.nu/i0Bo
p.93-94に次の記述あり。
「第2節 実の収穫から種子の販売
(1)実の収穫
ココヤシは、地面から 20m程にある樹上部に実をつける。この実を取る方法は、木に登る以外ない。
木登の方法は二通りである。
一つは、木に足かけ用の切り込みを入れ、登る方法である。ココヤシの成長につれて上側に切り込みを入れていく。その切り込みを使って階段のように木を登っていく(写真 4-4)。
もう一つは、足首にロープを張り、足の裏とロープを幹に引掛けて尺取虫のように登る方法である(写真 4-3)。
階段形式の登り方は、通常樹液採取人が使い、後者の尺取虫型を実の収穫者が使う。樹液採取人は、毎日 10 本以上のヤシの木に登らなければならず、尺取虫型の登り方では体力がもたないからである。
実の収穫者は、実が成熟した木に登るだけだあるため、尺取虫型でも登ることができる。ココヤシの木に登るには、全身の筋力が必要となる。全身の筋力がなければ、木から地面へ落ちて大けがをしてしまう危険な仕事である。・・・」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 森林立地.造林 (653)
- 果樹園芸 (625)
- 参考資料
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米本仁巳 著 , 米本, 仁巳. ずかんフルーツ : 見ながら学習調べてなっとく. 技術評論社, 2014.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025557466-00 , ISBN 9784774165837 -
杉村順夫, 松井宣也 共著 , 杉村, 順夫, 1947- , 松井, 宣也. ココヤシの恵み : 文化、栽培から製品まで. 裳華房, 1998. (ポピュラー・サイエンス)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002727385-00 , ISBN 4785386983 -
高村美也子 編著 , 高村, 美也子. スワヒリ農村ボンデイ社会におけるココヤシ文化. 名古屋大学大学院文学研究科比較人文学研究室, 2014. (アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明研究叢書, 11), ISSN 21870853
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025603710-00
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米本仁巳 著 , 米本, 仁巳. ずかんフルーツ : 見ながら学習調べてなっとく. 技術評論社, 2014.
- キーワード
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- やし(椰子)
- 果実
- ココ椰子
- 椰子
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000168459