レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年03月20日
- 登録日時
- 2007/03/20 17:45
- 更新日時
- 2009/07/18 12:38
- 管理番号
- 20070320-1
- 質問
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解決
香椎宮で勅使が挿頭(かざし)を用いた事実を確認したい。
- 回答
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『神祇辞典』の【カシヒノミヤ】(香椎宮)の項に下記の記述があった。
p.166
「神木の綾杉は、神功皇后御鎧の袖にさゝせ給ひしものと伝へらる。古来、勅使参向の節は、宮司、この杉の葉を勅使の冠にさし、歌の贈答をなす例あり。」
また、『香椎宮史』にもこれを裏付ける記述があった。(p.108, 506)
「大宮司御神前え入り、神祿之綾杉ヲ献スル手数。勅使御取有而御挿(カザシ)被成、」(『元治度奉幣使記録』)
- 回答プロセス
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『広辞苑』に下記の情報があった。
かざし【挿頭】
「頭髪または冠にさした花枝または造花。」
当館所蔵の神道、神社、地方史、有職故実などに関する文献をひとつひとつ調査して行った。
- 事前調査事項
- NDC
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- 神衹・神道史 (172 9版)
- 参考資料
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- 『広辞苑』 新村出編 第5版 岩波書店, 1998
- 『神祇辞典』 山川鵜市著 東方出版 , 1978 復刻版(平凡社大正13年刊の復刊)
- 『香椎宮史』 廣渡正利著 文献出版,1997
- 『国史大辞典』 第3巻 国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 , 1983 p.247 「かざし 挿頭」
- 『国史大辞典』 第12巻 国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 , 1991 p.649 「ほうべいし 奉幣使」
- キーワード
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- 香椎宮
- 神社
- 挿頭
- 勅使
- 奉幣使
- かざし
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000034049