レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2010/12/22 02:00
- 更新日時
- 2010/12/22 09:37
- 管理番号
- 2010-154
- 質問
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最初の昭和天皇・マッカーサー会見記録はありますか。
- 回答
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1945年(昭和20年)9月27日の昭和天皇とマッカーサー連合国軍最高司令官との最初の会見記録については、情報公開法に基づき開示された行政文書のうち、歴史資料としての価値が認められる文書(写しが外交史料館で閲覧可能)のなかに含まれています。
史料には、昭和天皇の発言として、「此ノ戦争ニ付テハ、自分トシテハ極力之ヲ避ケ度イ考デアリマシタガ戦争トナルノ結果ヲ見マシタコトハ自分ノ最モ遺憾トスル所デアリマス」、「私モ日本国民モ敗戦ノ事実ヲ充分認識シテ居ルコトハ申ス迄モアリマセン、今後ハ平和ノ基礎ノ上ニ新日本ヲ建設スル為私トシテモ出来ル限リ力ヲ尽シ度イト思ヒマス」と記されています。他方、マッカーサーは、日本が更に抗戦を続けていれば日本全土が文字通り殲滅し何百万もの人民が犠牲になったであろうとして終戦へと導いた昭和天皇の決断を「御英断」と讃えるとともに、「陛下程日本ヲ知リ日本国民ヲ知ル者ハ他ニ御座イマセヌ」と述べて、意見やアドバイスがあれば、いつでも、どのようなことでも伝えて欲しいと述べています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 昭和戦後期
- 1940年代(昭和20年~24年頃)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000075814