レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2010/12/22 02:00
- 更新日時
- 2010/12/22 09:38
- 管理番号
- 2010-179
- 質問
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1960年(昭和35年)には、日米修好通商百周年を記念した行事が開催されたそうですが、その経緯について教えてください。
- 回答
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1860年5月23日(万延元年4月3日)、新見正興(しんみ・まさおき)を正使とする幕府の遣米使節はアメリカ国務省を訪れ、日米修好通商条約批准書の交換を行いました。1960年は、それからちょうど100年にあたることから、日米修好通商百周年記念として日米両国でさまざまな祝賀行事が開催されました。同年5月には吉田茂元首相が民間の遣米使節団の団長としてアメリカ諸都市を訪問し、100年前に新見ら遣米使節団を迎えたのと同じ会場で開催された正式午餐会に出席しました。また、9月には皇太子、同妃両殿下が訪米し、アイゼンハワー大統領とも会見しています。これらに関する記録は、第14回および第17回外交記録公開で公開された外務省記録「皇太子同妃殿下御訪米関係一件」、「日米修好通商百年祭関係一件」に収められています。
なお、日米修好通商百周年記念の一環として、アイゼンハワー大統領の日本訪問も計画されましたが、日米安保条約改定をめぐる国内情勢を受けて、実現には至りませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 昭和戦後期
- 1960年代以降(昭和35年頃以降)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000075789