レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/02/05
- 登録日時
- 2016/03/03 00:30
- 更新日時
- 2016/03/25 18:35
- 管理番号
- 6000026522
- 質問
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解決
豊中市役所の庁舎移転の変遷を知りたい。
- 回答
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二度移転しており、その変遷は次のとおり。
大正12年(1923年)~昭和13年(1938年)《現在の豊中市立岡町図書館(岡町北)の位置》
大正12年 豊中村役場
昭和 2年 豊中町役場(住所:桜塚一〇五番地ノニ ←『豊中市史 第三巻』p.311)
昭和11年10月~昭和13年 豊中市役所
昭和13年 豊中市役所旧庁舎が完成 《現在の第二庁舎(中桜塚)の位置》
(『写真集 明治大正昭和 豊中』p.133に写真あり、住所:櫻塚本通五丁目十一番地←『豊中市政概要 昭和十八年』p.1、『豊中市政要覧昭和24年』p.2)
昭和37年 豊中市役所庁舎完成(第一庁舎)《現在の第一庁舎(中桜塚)の位置》
平成 4年 豊中市役所第二庁舎完成
- 回答プロセス
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『新修豊中市史 集落・都市』第9巻 p.287
「行政機能充実のために豊中村では大正12年(1923)に役場を新築移転した。場所は現在の岡町図書館のところで、当時すでに岡町は商店街を形成し、警察をはじめとする公共施設や銀行が集まる「まち」の中心地であった。庁舎は洋風木造瓦ぶきの2階建で1回が53.40坪、2階は41.07坪で開放的な雰囲気の村役場であった。なお、この建物は昭和2年(1927)から豊中町役場、さらに同11年(1936)10月の豊中市発足後は豊中市役所となり、翌13年(1938)8月に市庁舎が現在地に新築・移転するまで使用された。その後も戦後を含めて豊中保健所・図書館などに使われ、市民にとってなじみの深い公共施設であった。」
同書p.286、『写真集 明治大正昭和 豊中』p.128に写真あり。
『豊中市史 第三巻』p.247
「市役所もまた昭和十三年に電車線路を東へこえて産業道路沿いの現在地に移った。」
p.246の図「公共施設の移動」では簡単な地図上に移動前と移動先が矢印で結ばれている。
『新修豊中市史 集落・都市』第9巻 p.306
「昭和11年(1936)10月15日に豊中村・麻田村・桜井谷村・熊野田村が合併、『豊中市』として市制が施行された。これを機に豊中市は、新たな市役所建設のために現在の市役所東側(第二庁舎の位置)に700坪の土地を豊中第一土地区画整理組合から購入し、昭和13年(1938)3月に着工、同8月に仮庁舎として完成した。」
岡町図書館参考室所蔵のパンフレット「豊中市庁舎」(昭和37年3月)に写真あり。『豊中市史 第三巻』とびらにも同じ写真がある。
『豊中市政要覧 昭和24年版』p.2
市役所位置の項目に「豊中市櫻塚本通五丁目十一番地」と記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216)
- 参考資料
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- 『豊中市史本編』第3巻 豊中市史編纂委員会/編(豊中市役所) (pp.246-247,p311)
- 『新修豊中市史』第9巻 豊中市史編さん委員会/編集(豊中市) (p.306)
- 『豊中市勢要覧』昭和24年版 豊中市役所総務課/編集(豊中市役所) (p.2)
- 『写真集 明治大正昭和 豊中』鹿島 友治/編著(国書刊行会) (p.128,133)
- キーワード
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- 豊中市役所
- 豊中市(トヨナカシ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000188788