レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年07月30日
- 登録日時
- 2008/07/30 17:22
- 更新日時
- 2018/11/22 18:21
- 管理番号
- 8763
- 質問
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解決
明治時代のお金を現在の価値に換算していくらになるのか知りたい。(貨幣価値)
- 回答
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日本と世界のお金や八十二銀行の歴史を紹介する金融資料館「スペース82」のホームページに、
「昔のお金、今いくら?」と題して、企業物価(企業間で取引される際の商品価格)および消費者物価(消費者が
購入する際の商品およびサービスの価格)の指数をもとに、明治・大正・昭和時代の1万円は今いくらなのかを
試算している。
それによれば、企業物価指数で試算した場合、明治40年の1万円は平成10年の1,088万円になるとのこと。
紹介されている計算式は次のとおり。
687.5(平成10年企業物価指数)÷0.632(明治40年企業物価指数)=1,088(倍)
10,000(円)×1,088(倍)=10,880,000(円)
【金融資料館「スペース82」のURL】(平成20年7月28日最終確認)
http://www.ncp.or.jp/dir6/d6_5_2_4.html
また、日本銀行のホームページでも、「企業物価指数」や「消費者物価指数」を使った計算方法を
紹介していて、企業物価指数については、明治34年(1901)~平成18年(2006) まで掲載している。
【日本銀行のホームページ「金融の歴史、豆知識」のURL】(平成20年7月28日最終確認)
http://www.boj.or.jp/oshiete/history/11100021.htm
- 回答プロセス
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当初、所蔵資料「物価の世相100年」(岩崎爾郎/著 読売新聞社 1982年発行)に、「円価(1円、10円、100円の値打ち)」
と題して1円、10円、100円で何が買えたかを示す表があり、これを用いて、過去と現在の物価と比較する方法を考えたが、
回答にあるインターネットのサイト「スペース82」や「日本銀行」の情報によると、物やサービスの種類によって
価格の上昇率がまちまちで、お金の価値を単純に比較することはむずかしいとの情報を得た。
そこで、どちらのサイトでも紹介している企業物価指数による計算方法を一例として回答した。
(関連情報)
埼熊-2005-065
明治24年(1891)の2円は、現在のお金に換算するといくらか。(埼玉県立久喜図書館)
https://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000026844
過去の貨幣価値を調べる(明治以降) NDLリサーチナビ
http://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-honbun-102809.php
- 事前調査事項
- NDC
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- 貨幣.通貨 (337 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 貨幣価値
- 照会先
- 寄与者
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- 埼玉県立久喜図書館
- 国立国会図書館
- 備考
- 定番事例
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000046202