レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年3月12日
- 登録日時
- 2019/03/13 18:14
- 更新日時
- 2019/07/25 12:22
- 管理番号
- 2018-56
- 質問
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未解決
四国中央市旧三島漁港や寒川の江元漁港は、地元ではタンポと呼ばれている。
江戸後期に丸亀や多度津、坂出に舟だまりとしてタンポ(湛甫)が築かれているが、国語辞典には港の意味のタンポの項がない。東京堂出版の全国方言辞典に、「船着場。港。岡山市(廃語)。たんぼ中国路(菊池俗言考)」と記載があるが、タンポは、単に船着き場や港の意味より海面の周りを石の防波堤で囲うよう築かれた人工的な舟だまりの事を指すように思われるが、愛媛県内ではタンポと呼ばれている港湾設備が他にあるか。参考資料があれば教えてほしい。
- 回答
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愛媛県内の“タンポ”について
記載があったのは、【資料1】~【資料2】
愛媛県内で三島地区以外に“湛甫”または“タンポ”を使用する例は、【資料1】【資料2】以外みつからなかった。“湛甫”は香川県の資料に多く見られるため、香川県についても調べたところ、【資料3】【資料4】に記載があった。全体を読んでみると、手狭になった港を広げ、深く掘り下げた港湾施設が“湛甫”と言われていたのではないかと推測できるが、明確に記載された資料はなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 河海工学.河川工学 (517)
- 参考資料
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- 【資料1】『伊予三島市史』 下巻 伊予三島市 1986 <当館請求記号:K291.2-4-3>
- 【資料2】『愛媛の方言』 武智正人/著・発行 1957 <当館請求記号:K800-タマ-1957>
- 【資料3】『江戸時代人づくり風土記 37 ふるさとの人と知恵 香川』 農山漁村文化協会 1996 <当館請求記号:210.50-79-37>
- 【資料4】『香川県史 通史 近世』 香川県 1989 <当館請求記号:218.2-17-4>
- キーワード
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- タンポ
- タンポ-
- 湛甫
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000252954