レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/12/28
- 登録日時
- 2018/03/24 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:39
- 管理番号
- M18011615587728
- 質問
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動物実験で使われるマウスとラットはどう違うのか。
- 回答
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以下の3冊に「マウス」と「ラット」の項目があり、それぞれの特徴が書かれている。
①には、マウスは「哺乳綱、げっ歯目、ネズミ亜目、ネズミ科に属するハツカネズミのこと」、「頭胴長65~9mm、尾長60~10mm、体重12~30g、体色は、ふつう背面灰褐色、腹面白色、雑食性で温度、湿度など環境に対する適応力が高い。1年中繁殖し、多産、早熟など繁殖能力がきわめて高く、恵まれた環境では年に数回出産する」とあり、ラットは「実験動物化されたドブネズミ」「分類学的には、哺乳動物綱、げっ歯目、真鼠亜目、ネズミ科、クマネズミ属に属し、同属のクマネズミのアジア型亜種から由来したものと考えられているが、クマネズミとの交配は成立しない」「ラットは、成体重が数百グラム(雌200~400g、雄300~700g)の大きさで、10cm以上の長い尾を有する。体重等はマウスの約10倍程度あるのでマウスでは行いにくい微細な手術等も可能である。」と書かれている。
②、③では、上記の違いに加えて、ラットの系統はマウスに比べてはるかに少ない、ラットはマウスに比べて大きいので、臓器・組織の大きさも十分であり、外科手術にも使用できるがマウスと違って胆嚢がない、また、ラットはおとなしく人によく慣れるため、行動観察などの実験にも適応するといった違いが書かれている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 動物学 (480 9版)
- 参考資料
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①藤原公策 [ほか]編『実験動物学事典』 朝倉書店,1989,507p. 参照はp.403,p.442.
②久和茂 編『実験動物学』 朝倉書店,2013 ,191p. 参照はp.105,p.111.
③笠井憲雪[ほか]編『現代実験動物学』 朝倉書店,2009,219p. 参照はp.126,p.134.
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①藤原公策 [ほか]編『実験動物学事典』 朝倉書店,1989,507p. 参照はp.403,p.442.
- キーワード
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- 動物実験
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2018011615582687728
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000233001