レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年02月15日
- 登録日時
- 2012/02/15 17:50
- 更新日時
- 2013/07/14 20:10
- 管理番号
- 20120215-15
- 質問
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解決
天岩戸について知りたい。
- 回答
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天岩戸(あめのいわと) Yahoo!百科事典[日本大百科全書(小学館)]
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E5%A4%A9%E5%B2%A9%E6%88%B8/ (2012/02/15確認)
イワトは岩の戸、転じて貴人の墓の戸をいう(『万葉集』418~419)。神話で、須佐之男命(すさのおのみこと)の乱行を恐れて、天照大神(あまてらすおおみかみ)がこもった高天原(たかまがはら)の岩窟(いわや)の戸。天照大神がこの岩窟にこもるのは、日神、穀母神であるこの神が生命力を回復して再生するためといい、岩戸の前でさまざまな鎮魂(たまふり)の儀式が行われる。飛鳥浄御原宮(あすかきよみはらのみや)にあった御窟殿(みむろのとの)(天武(てんむ)紀)は、天皇の鎮魂を行う神話上の天岩屋の遺象かという。・・・
あめのいわや【天石屋】 国史大辞典
記紀や『古語拾遺』にみえる神代物語で、天照大神が弟の素戔嗚尊の乱行に怒って閉じ籠った岩窟。古代人は石を崇拝し、神の座は磐座(いわくら)と呼ばれ、天孫が下界に降臨する時も磐座をおしはなって降ったとある。天照大神が、石屋に籠られると天下が闇となり、昼夜の区別がなくなった。そこで八百万の神々が天安河原に集まり、長夜(とこよ)の長鳴鳥(鶏)に鳴かせ、榊をたててその上に玉や鏡や幣束(にぎて)をかけ、天鈿女命が、覆槽(うけ)をふみとどろかし、裸身を露して踊り、衆を笑わせた。大神が奇異に感じ石戸を細目にあけ、外をのぞいた時手力男神が、その手をひいて外に出し、天下は再び明るくなったという。・・・
[参考文献]
松村武雄『日本神話の研究』三、松前健『日本神話の新研究』、松本信広『日本神話の研究』、大林太良『日本神話の起源』(『角川選書』六三)、同「東南アジアの日蝕神話の一考察」(『東洋文化研究所紀要』九)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 神話.神話学 (164 9版)
- 参考資料
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- 神道史大辞典 / 薗田稔, 橋本政宣編 吉川弘文館 , 2004 ISBN:4642013407 p.28
- 日本神話事典 / 青木周平[ほか]編 大和書房 , 1997 ISBN:4479840435 p.26, 27
- キーワード
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- 天岩戸
- アメノイワト
- アマノイワト
- あまのいわと
- 日本神話
- 天岩屋
- 天岩屋戸
- 天石屋戸
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000101654