レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年1月15日
- 登録日時
- 2015/10/05 00:30
- 更新日時
- 2016/11/30 17:31
- 管理番号
- 2015005
- 質問
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解決
「遣刻」の読みを調べたい。
- 回答
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「つかわすとき」「やるとき」と読むのが適当かと思われる。
- 回答プロセス
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蜂須賀光隆定書(家中勤方之定)のコピーと現代語訳をお持ちだった。
「他国ヘ立帰之使ニ遣刻」とあり、熟語ではないと判断して調査した。
『角川古語大辞典 4巻』 角川書店/p400、p633
とき【時・刻・剋】
①時刻。②過去・現在・未来と連続する、流れとしての時間。③②のうちの一部分。④その時が、ある事態に順当である関係にいう。⑤一つの事態を表す連体修飾の句を受けて用いられる。
つかは・す【使はす・遣はす】
①「つかふ」の尊敬語。尊者が卑者に、尊者の意に従ってそのように役立つように行動させる意。②人を行かせる、人をやってものを届ける、また、贈り与える、の意。③卑者の、人を行かせ、物を届け贈る使役・贈与の行為を、尊者の意向に基づく行為として高めて表現する。
『角川古語大辞典 5巻』 角川書店/p775
や・る【遣・行】
①人を行かせる。②人に物を与える。③物を進行方向に進ませる。④心・思い・憂いさなどを目的語として、その心情をを遠くへ行かせる意を表す。⑤事態を進行させる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 辞典 (813 9版)
- 参考資料
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中村幸彦 [ほか]編 , 中村, 幸彦, 1911-1998. 角川古語大辞典 第4巻 (たーは). 角川書店, 1994.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002420344-00 , ISBN 4040119401 -
中村幸彦 [ほか]編 , 中村, 幸彦, 1911-1998. 角川古語大辞典 第5巻 (ひーん). 角川書店, 1999.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002778719-00 , ISBN 4040119509
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中村幸彦 [ほか]編 , 中村, 幸彦, 1911-1998. 角川古語大辞典 第4巻 (たーは). 角川書店, 1994.
- キーワード
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- 古語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000182049