レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年07月10日
- 登録日時
- 2011/03/09 20:29
- 更新日時
- 2011/04/05 17:13
- 管理番号
- 中央-1-00089
- 質問
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解決
現在の浦和区前地周辺の「地籍図」(明治初期に作成されたもの)を閲覧したい。
- 回答
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・さいたま市図書館での地籍図の現物の所蔵はなし。
・『浦和市史 第4巻 近代資料編1~4』(刊行年:1975-1981)には収録なし。
・「埼玉県における地籍図の作成」(『文書館紀要 創刊号』 埼玉県立文書館編集・発行 1985 p62-85所収)から以下のことが判明。
p68より
明治前期作成の地籍図には次の4種がある。
(1)壬申地券交付における地引絵図
(2)地租改正における地引絵図
(3)地押調査における更正地図
(4)地籍編成における地籍地図
p82より
本県の場合、壬申地券交付における地引絵図と地租改正における地引絵図が中心で、これを土地台帳附属地図として使用してきたと考えられる。この地図は、県庁保管のものは焼却されたが、法務局保管のものは現存している。
・上記を踏まえ、さいたま地方法務局に問い合わせたところ、下記のものを所蔵しているとの回答を得た。
「浦和市大字本太字前地の土地台帳付属地図」
「北足立郡谷田村大字太田窪字大在家の土地台帳付属地図」
上記2点が現浦和地区前地1~3丁目の明治初期の地籍図に該当するとのこと。
閲覧は可能とのことなので(ただし有料)、さいたま地方法務局を案内し、回答とした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 地理.地誌.紀行 (29)
- 参考資料
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- 『文書館紀要 創刊号』 埼玉県立文書館編集・発行 1985 (p62-85「埼玉県における地籍図の作成」)
- キーワード
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- 地籍図
- 前地
- 照会先
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- さいたま地方法務局
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000081430