レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/09/30
- 登録日時
- 2010/09/23 02:00
- 更新日時
- 2010/10/31 12:59
- 管理番号
- 10-3A-201007-02
- 質問
-
解決
大阪府大阪市北区中之島にあった蔵屋敷の地図が見たい。
- 回答
-
当館所蔵地図2点をご紹介した。
・『新修大阪市史 第10巻』(大阪市.1996.3) 付録「図5 天保期の大坂三郷」
・『大阪古地図集成』(大阪都市協会.1980) 第十三図「改正摂州大坂之図」(天保7年)
その他、『大阪再発見-中之島界隈蔵屋敷跡-』(牧歌舎,2008.10)(口絵に屋敷跡図あり)・『浪花まちめぐり蔵屋敷(展示の見所 14)』(大阪歴史博物館,2006.3)(p.6に絵図あり)など、当館所蔵の蔵屋敷関連資料もご案内した。
- 回答プロセス
-
1.時代の合致する、天保期の大阪市域の下記地図2点の中之島附近の蔵屋敷の表示確認。
・『新修大阪市史 第10巻』(大阪市.1996.3) 付録「図5 天保期の大坂三郷」
・『大阪古地図集成』(大阪都市協会.1980) 第十三図「改正摂州大坂之図」(天保7年)
2.当館所蔵検索
フリーワードを“蔵屋敷”で検索。
『大阪再発見-中之島界隈蔵屋敷跡-』(牧歌舎,2008.10)の口絵に屋敷跡図あり。
『浪花まちめぐり蔵屋敷(展示の見所 14)』(大阪歴史博物館,2006.3)(p.6)には絵図あり。
3.大阪府立中之島図書館大阪文献データベース http://refdb.library.pref.osaka.jp/cdb0100.asp (2010.9.22確認)を調査
キーワード“蔵屋敷”でを検索。
『図説大阪府の歴史(図説日本の歴史 27)』(河出書房新社,1990.7)のP.201に分布図あり。
『大阪人 = OSAKA-JIN』2009年1月/63巻/1号 特集:中之島(大阪市都市工学情報センター)に「蔵屋敷春秋物語」記事あり。
また、『新修大阪市史 第3巻』(大阪市,1989.3)「図22 蔵屋敷分布図」(p.478~)あり。
『大阪城とまち物語-難波宮から砲兵工廠まで-』(フォーラム・A,2007.9)には蔵屋敷のあった場所の図(p.76)あり。
更に、雑誌『大阪春秋』では、第13号や第115号に“蔵屋敷”に関する記事がみられる。
第13号(1977)は、「増修改正摂州大阪地図・慶応改正大阪細見図所載蔵屋敷」(p.132)があり、元禄16年の中之島における諸藩蔵屋敷を東側から列記した文や、現在の地図と対照して蔵屋敷跡地の変遷(一部省略)をたどった文もある。
第115号(2004.8)では、「増修改正摂州大阪地図」(p.58)の抜粋、「図1 大坂蔵屋敷の分布図:江戸初期と元禄期」(p.59)あり。「表1 中之島周辺の蔵屋敷配置」(p.60)では幕末の中之島における諸藩蔵屋敷の配置を現在の建物と対比して示したものあり。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 近畿地方 (216 9版)
- 参考資料
-
- 『新修大阪市史 第10巻』大阪市.1996.3<当館書誌ID:0000588399>
- 『大阪古地図集成』大阪都市協会.1980<当館書誌ID:0000253373>
- 『大阪再発見-中之島界隈蔵屋敷跡-』(牧歌舎,2008.10)
- 『浪花まちめぐり蔵屋敷(展示の見所 14)』(大阪歴史博物館,2006.3)
- キーワード
-
- 蔵屋敷
- 中之島
- 大阪府大阪市北区
- 蔵屋敷分布
- 照会先
- 寄与者
- 備考
-
【蔵屋敷】
江戸時代、幕府・諸大名・寺社などが年貢米・特産物などを収納し、販売・換金するために設けた邸。大坂・江戸・京都・大津・敦賀・酒田・長崎などにあり、特に大坂に多かった。
(『大辞泉』”くら‐やしき【蔵屋敷】”の項目より)
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000071661