レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年07月06日
- 登録日時
- 2021/04/05 11:00
- 更新日時
- 2021/04/05 11:31
- 管理番号
- 京歴-557
- 質問
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解決
江戸時代の、1反あたりの石高(収穫量)が知りたい。
- 回答
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『世界大百科事典,10:コウフ-コン』(①)p.242「石盛(こくもり)」の項によると、石盛とは検地の際に算出された収穫量であり、地域によって異なるが、1反あたりの収穫量は、上田=1石5斗(15の盛)、中田=1石3斗(13の盛)、下田=1石1斗(11の盛)、下々田=9斗(9の盛)にほぼ定着していたことが書かれている。
『時代考証事典,続』(②)p.256にも、上田=1石5斗、中田=1石3斗、下田=1石1斗等であることが書かれている。
『国史大辞典,5』(③)pp.696-697「石盛」の項に、村によって高低の差があったが、一般に上田=1石5斗、中田=1石3斗、下田=1石1斗、下々田=9斗等であったことが書かれている。
『世界大百科事典,10:コウフ-コン』(①)p.123「石(こく)」の項によると、日本では1石=10斗=180.39リットルである。
- 回答プロセス
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日本史の資料集や便覧の棚をブラウジングし、『続・時代考証事典』(②)pp.255-256に1反あたりの生産高を「石盛(こくもり)」と言い、太閤検地により、上田=1石5斗、中田=1石3斗、下田=1石1斗等と定められたことが書かれているのを見つけた。
他の日本史の事典や百科事典で、「石盛」の項を調べた。
「石」の量を確認するため、『世界大百科事典,10:コウフ-コン』(①)p.123「石(こく)」の項を調べた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210)
- 参考資料
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- ①『世界大百科事典,10:コウフ-コン』平凡社 2007 (当館請求記号:||031||Se22||10)
- ②『時代考証事典,続』稲垣史生著 新人物往来社 1985 (当館請求記号:||210.503||I52||2)
- ③『国史大辞典,5:け‐こほ』国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1985 (当館請求記号:||210.033||Ko53||5)
- キーワード
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- 石盛
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000296656