レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/09/29
- 登録日時
- 2012/03/03 02:01
- 更新日時
- 2013/02/27 00:30
- 管理番号
- 滋2011-1227
- 質問
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解決
永源寺絹本著色(けんぽんちゃくしょく)地蔵十王図の概要を知りたい。
- 回答
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永源寺は東近江市永源寺高野町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「十王は冥界にあって死者の罪業の軽重を裁断する10人の王であり、地蔵は六道の衆生を救う菩薩であるが、鎌倉時代になると、地蔵十王がセットでえがかれ、信仰されるようになった。永源寺本地蔵十王図はあまり大きくない11幅からなる。いくつかの幅のに「慶元府車槁石板巷陸信忠筆」の署名がある。地蔵からはじまり、秦広王、初江王、宋帝王、五官王、閻羅王、変成王、太山王、平等王、都市王、五道転輪王の十王がえがかれている。素地は粗く、彩色はあざやかであり、王は道服を着し、冠をいただき、目は大きく見開いて怒りをあらわしている。王の背後にえがかれた水墨山水も元時代の特色をしめす。筆者の明らかな渡来画として貴重である。各53.5×37.0cm。重要文化財。(石丸正運)」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 芸術政策.文化財 (709 8版)
- 参考資料
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- 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.69
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2 近江文化財全集 下巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-2
- キーワード
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- 永源寺
- 重要文化財
- 陸信忠
- 仏画
- 絵画
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000102644