レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/09/29
- 登録日時
- 2011/12/16 02:02
- 更新日時
- 2013/02/27 00:30
- 管理番号
- 滋2011-1187
- 質問
-
解決
石塔寺塔婆・宝塔・五輪塔の概要を知りたい。
- 回答
-
石塔寺は東近江市石塔町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「指定名称では塔婆となっているが、花崗岩造の三重塔で、様式上奈良時代前期の作とみられ、669年(天智8)に百済の渡来人700人余りが蒲生郡にうつりすんだことと関係があるとみられている。この塔は二、三重の落ちが大きく、日本でいえば法起寺や当麻寺三重塔と共通した姿であり、また、韓国の長蝦里三重石塔にもっともよく似ていて、関係がふかいと思われる。高さ約7.5mと大きいもので、初重塔身は2石を組み、各重の屋根は勾配がゆるく、ゆるやかな軒反りをしめしている。三重軸部の小さい方形孔は納入孔であろう。相輪は後補。石塔寺の無数にある石塔のうち、三重塔の近くに正安四年(1302)の年号を持つ宝塔がある。相輪をのぞくほかは鎌倉時代の典型的な宝塔で、在銘品として古く、格狭間(こうざま)や塔身の戸口などもこの種の石造宝塔の典型で、高さ約160cm。いずれも重要文化財。五輪塔は2基が国の重要文化財に指定されている。(近藤 豊)」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 芸術政策.文化財 (709 8版)
- 参考資料
-
- 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.30-31
-
2 近江文化財全集 下巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-2
- キーワード
-
- 石塔寺
- 重要文化財
- 石造品
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000098079