レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/07/08
- 登録日時
- 2016/10/02 00:30
- 更新日時
- 2016/10/02 00:30
- 管理番号
- 6001017438
- 質問
-
未解決
明治時代に来日した外国人が京都、奈良、神戸の何処を訪れたのか知りたい。
- 回答
-
以下の資料に記述がありましたので、ご紹介します。
【図書】
『明治日本旅行案内 上巻カルチャー編』(アーネスト・サトウ/編著 平凡社 1996.10)p39
主要ルート一覧25コースを紹介しており、その中に神戸→大阪→京都→奈良→大阪のルートがあり、「御所」「法隆寺」を遊覧したと記載があります。
『明治日本旅行案内 下巻ルート編』(アーネスト・サトウ/編著 平凡社 1996.12)
p87~209には、より詳細なルートが記載されており、「北野天神」「金閣寺」「天竜寺」等の神社仏閣が紹介されています。
「神戸とその周辺(ルート35)」「大阪から暗峠を越えて奈良へ(ルート37)」「大阪から十三峠を越えて竜田へ(ルート38)
」「京都とその周辺(ルート39)」「京都から奈良へ(ルート40)」「奈良(ルート41)」「奈良から法隆寺と龍田を経て大阪へ(ルート42)」「龍田から吉野へ(ルート43)」「奈良から長谷寺・多武峰を経て上市(吉野)へ(ルート44)」「奈良から伊勢神宮へ(ルート45)」「吉野(大峰・弥山・釈迦ケ岳)(ルート46)」
『英国特派員の明治紀行』(H・G・ポンティング/著 新人物往来社 1988.2)p30~86
「第2章 京都の寺」(清水寺、知恩院、東本願寺等)「第3章 京都の名工」「第4章 保津川の急流」の紹介があります。
『明治のジャポンスコ:ボヘミア教育総監の日本観察記』(ヨセフ・コジェンスキー/著 サイマル出版会 東京 1985.1)はボヘミア(現チェコスロバキア)の教育総監による日本滞在記ですが、
p199~223「古都に学ぶ」の項に京都の絹織物や宇治の茶園等を紹介した記述があります。
『日本内陸紀行 (新異国叢書)』(クロウ/[著] 雄松堂出版 1984.7)
p41~70「第3章 神戸、大阪から京都へ」の項の中に神戸布引滝、京都の東本願寺、西本願寺、二条城、御所、三十三間堂等、さらには絹刺繍店や茶屋、浴場に訪れたことが記されています。
『英国公使夫人の見た明治日本』(メアリー・フレイザー/著 淡交社 1988.3)
索引に「京都」「神戸」がありますが、東京在住時の回想録でした。
【論文】
『明治日本旅行案内』を基に書かれた論文がありました。
野口裕子「明治時代の英語ガイドブックにおける京都へのまなざし―「文化財」という観点」 『京都府立大学学術報告(人文)』66(京都府立大学 2014.12)p.131-141
[事例作成日:2016年7月8日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (291 8版)
- 参考資料
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- 明治日本旅行案内 上巻 アーネスト・サトウ∥編著 平凡社 1996.10 (39)
- 明治日本旅行案内 下巻 アーネスト・サトウ∥編著 平凡社 1996.12 (87-209)
- 英国特派員の明治紀行 H・G・ポンティング∥著 新人物往来社 1988.2 (30-86)
- 明治のジャポンスコ ヨセフ・コジェンスキー∥著 サイマル出版会 1985.1 (199-223)
- 日本内陸紀行 クロウ∥[著] 雄松堂出版 1984.7
- 英国公使夫人の見た明治日本 メアリー・フレイザー∥著 淡交社 1988.3
- http://ci.nii.ac.jp/naid/120005577051 (論文検索サイト(CiNii):「明治時代の英語ガイドブックにおける京都へのまなざし―「文化財」という観点」)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 地名・地域
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000197657