レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/10/02
- 登録日時
- 2010/04/08 02:00
- 更新日時
- 2010/08/05 10:11
- 管理番号
- 長野市立長野-09-011
- 質問
-
未解決
佐々木すぐる作曲「お山の杉の子」は中山晋平との競作で、佐々木のものが選ばれたとあるが、どのような経緯でそうなったのか。なにかエピソードがあれば知りたい。
- 回答
-
競作したとの記述はあったが、経緯まではわからなかった。
- 回答プロセス
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『日本の作曲家』(日外アソシエーツ)には記載なし。
『歌と戦争 みんなが軍歌をうたっていた』p233に「中山晋平と佐々木すぐるが競作し、佐々木のものが選ばれた。この時の中山晋平の作曲楽譜は見たことがない。おおかたが敗戦と共に葬り去られてしまったから残っていないのだろう。」との記述はあるが、それ以上の記載はなかった。
佐々木すぐるが兵庫県出身なので、兵庫県立図書館、神戸市立図書館へレファレンス依頼。
『ひと萌ゆる』(神戸新聞総合出版センター)
『兵庫県人物・人材情報リスト』(日外アソシエーツ)
『バンカル』(雑誌)
等には佐々木すぐるについての記述はあるが、詳しい記載なしとのこと。
インターネットで検索しても兵庫県高砂市にある正蓮寺の山門前に佐々木すぐるの顕彰碑があるということしか分からなかった。
質問者にレファレンスの経過をお伝えしたところ、佐々木すぐるや中山晋平のご遺族の方、国立国会図書館に問い合わせをしたが分からなかったとのこと。
ただ、中山晋平の「お山の杉の子」の楽譜はあるようなので、競作したかは不明だが、二人が曲を作っていたのは事実なようです。
【追記:2010.01.10】
信濃毎日新聞2010.01.10付31面に中山晋平の「お山の杉の子」の楽譜が発見されたとの記事が掲載される。
- 事前調査事項
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「うたをたずねて」 「『お山の杉の子』吉田てふ子」 「童謡心に残る歌とその時代」 「音盤歌謡史」
- NDC
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- 声楽 (767)
- 参考資料
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- 『歌と戦争 みんなが軍歌をうたっていた』櫻本 富雄/著 アテネ書房 2005.03 <767サ>
- キーワード
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- 歌
- お山の杉の子
- 中山晋平
- 佐々木すぐる
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000065826