レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年02月14日
- 登録日時
- 2007/03/01 16:44
- 更新日時
- 2007/05/01 15:53
- 管理番号
- 福井県図-20070214
- 質問
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解決
福井藩士で山県三郎兵衛の簡単な経歴(生没年、福井藩での役職、石高など)が知りたい。
- 回答
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山県三郎兵衛正興。2600石。城代・家老を勤める。生没年は不明。
- 回答プロセス
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①人物文献索引<http://refsv.library.pref.fukui.jp/fukuilib/jinbutu/JinbutuSearch.asp>になし。
②福井藩士の経歴を知るには「剥札」(未翻刻)が有効
→ヤのところを見ると「山縣」に二人の山縣三郎兵衛の記載あり。
質問者より同人が禁門の変(蛤御門の変=長州藩による京都奪回の乱。この結果、朝敵となった長州は征伐されることに。福井藩は堺町御門の警備にあたった)の際に隊長として戦った、との補足説明あり。
禁門の変が、元治元年の出来事なので、両人の「剥札」記載で元治元年の記事を見る。
もとは右近と名乗っていて、後に三郎兵衛に改名した人物の記載に
「同年八月廿六日、今度長州人京都乱入、堺町御門…慎被仰付」との記載あり(もう一人の三郎兵衛に元治の記載なし)。
これによると文久二年に城代、文久四年に御家老職に就いたとある。
また、『福井市史 資料編4』に山県家文書の掲載があるので、その解題(p931~932)を見ると、この人物の諱が正興であることが記載されている。松平文庫の史料には藩士の生没年を記載した史料はほとんどないが、各家の文書には系図や由緒が残されていることが多いため、直接、この山県家文書を寄託資料として保管する福井市立郷土歴史博物館に問い合わせてもらうことにした。
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289)
- 参考資料
- キーワード
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- 山縣三郎兵衛
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000033627