レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年11月04日
- 登録日時
- 2005/12/05 13:58
- 更新日時
- 2005/12/08 16:42
- 管理番号
- 沖県図2005-010
- 質問
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解決
沖縄で行なわれた「国際図書館週間」について知りたい。
- 回答
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1 『守礼の光 1963年3月号』(琉球諸島高等弁務官 1963年)のp12-13「あなたの役にたつ琉米文化会館」の中で「1957年に・・・沖縄図書館協会が結成され・・・沖縄県図書館協会の初仕事として1958年に当地で初めて国際図書館週間を設けました。そして毎年この週間中に展覧会などをもよおして図書館の価値とその必要性を強調し、また成績優秀な図書館員を表彰しています。・・・」とある。
2 『行事案内 第10回国際図書館週間』 沖縄図書館協会編 1968 によると 実施期間:1968年5月13日~5月19日 設定の趣旨:図書館についての 認識を深め、生活を豊かにする上に、如何に図書館が重要であるかを地域社会の人々に理解させるのを、その目的とする。 共催団体:沖縄図書館協会、 琉球政府文教局、沖縄書籍商組合、大学図書館ほか 各館の行事として①特別レコードコンサート②人形劇 ③少女合唱団発表会 ④ヤングレディ読書会 ⑤新着図書展 ⑥珍本稀本展示 ⑦世界の切手展 などが行われた。
3 『今日の琉球 第12巻4号(通巻126号)』(琉球列島米国民政府広報局出版部 1968)p7「第10回国際図書館週間」の記事があり、その中で期間は5 月13日から19日で、主な行事は① 3セント記念切手の発行 ② 図書館大会 ③ 宣伝パレード ④ 図書館用具展示即売会 ⑤ 軍図書館見学 ⑥ 献本運動 となっております。また、沖縄で国際図書館週間を設けるきっかけとして当時の民政府広報局文化事業局長、琉米文化会館司書長と米陸軍ス ペシャル・サービス司書長が①地元の図書館員の福祉を促進するとともに専門職として資質を向上させるための沖縄図書館協会の結成 ②スペシャルサービス図書館、各琉米文化会館および大学図書館との交流計画 ③米国で見られるような図書館週間の設立 などについて話し合った」とあります。
4 『今日の琉球 第3巻5号(通巻第19号)』(琉球列島米国民政府広報局 1959)p10-11には、「国際図書館週間論文入選作品(一般、中学生の各一位)」が載っています
ほかに下記の参考資料にも沖縄県図書館協会の活動の一環としての「国際図書館週間」に関する記述があります
<参考資料>
1 『図書館と図書館人』山田勉著 沖縄図書館史研究会 1990
p204-205 「沖縄県図書館協会」
2 『沖縄県図書館協会誌 第8号』沖縄県図書館協会編・刊 2004
p4-9 「沖縄県図書館協会の点と線と面」漢那憲治著
3 『民衆の社会教育―戦後沖縄社会教育史研究』小林文人、平良研一編著 エイデル研究所 1988
p236-256 「琉米文化会館の図書館活動」
のうちp240に一行あり<第三期1959(昭和34)~1967)昭和42)年>
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 図書館サービス.図書館活動 (015 9版)
- 参考資料
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- 『守礼の光 1963年3月号』 琉球諸島高等弁務官 1963年
- 『行事案内 第10回国際図書館週間』 沖縄図書館協会編 1968
- 『今日の琉球 第12巻4号(通巻126号)』 琉球列島米国民政府広報局出版部 1968
- 『今日の琉球 第3巻5号(通巻第19号)』 琉球列島米国民政府広報局 1959
- 『図書館と図書館人』山田勉著 沖縄図書館史研究会 1990
- 『沖縄県図書館協会誌 第8号』沖縄県図書館協会編・刊 2004
- 『民衆の社会教育―戦後沖縄社会教育史研究』小林文人、平良研一編著 エイデル研究所 1988
- キーワード
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- 国際図書館週間
- 図書館週間
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000025332