レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/6/23
- 登録日時
- 2020/07/15 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:33
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000833
- 質問
-
解決
【金石の日和山の遊園について】 『金石町誌』p.258に記述のある、日和山遊園について詳しく書かれた資料を探している。
- 回答
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日和山遊園の詳細について書かれた資料は確認できなかった。
金石の日和山については、『金石町誌』(11801960)p.433~434に「金石灯台」の項目があり、明治30年より灯台があったことが記されている。
『追憶 昔の金石とその周辺』(109069803)p.90~91に、「金石日和山灯台下海水浴場」という項目があり、明治30年に海水浴場が開かれたことや、二階建ての浜茶屋が軒を連ねていた旨が記されており、日和山下に海水浴場が存在していたことが確認される。
『金石町誌』挿図43、44には、日和山下の海水浴場の写真が掲載されている。
金石の海水浴場には、浜茶屋のほか娯楽施設も並んでいたことが確認されるが、その所在地が日和山下であるかどうかは確認できなかった。
『石川県石川郡誌』(11824573)p.435に金石町の海水浴場の項目があり、「明治三十年の創設に係り、年を逐いて浴客増加せり。近時水族館、海水温浴場其の他各種娯楽機関を設備し、益々其の盛況を期せり。」と記されている。
『大野湊神社千二百五十年祭記念誌』(11903062)p.173~「祭の海水浴場風景」の項目があり、1250年祭のときの金石海岸の様子が記されている。「浜開き以来浜茶屋、娯楽施設が海もせましとたちならんで」いたとの記述がある。娯楽施設として、大潮湯、飛行塔、スポーツランド、パチンコなどが確認される。
大潮湯の所在地については、下記レファレンス事例が参考になる。
「金沢の潮湯について」
【URL】https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000195425 (2020年7月10日最終閲覧)
近世史料館展示パンフレット「宮腰から金石へ」
【URL】https://www2.lib.kanazawa.ishikawa.jp/kinsei/miyanokoshi.pdf (2020年7月10日最終閲覧)
なお、戦前の金石には濤々園という娯楽施設が存在していたが、上記「宮腰から金石へ」所収の「金石町市街全図」を確認すると、日和山下の海水浴場からは離れた場所に立地している。
以下の資料には日和山遊園に関する記載なし。
昭和14年の『石川県奨健地案内』(119551087)。
『大日本職業別明細図之内石川県』(118578602)大正14年の金石町
『加越能の地名』(119994406)「金石の「日和山」」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000284620