レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年06月15日
- 登録日時
- 2016/01/30 17:57
- 更新日時
- 2016/02/11 15:56
- 管理番号
- M0203
- 質問
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解決
釧路市水産対策協議会HPの年表に、昭和13年無線電信機が導入とある。そのことについて詳細を知りたい。
- 回答
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①「釧路市の水産」の釧路水産業の沿革(P37)に、昭和13年の欄に無線電信機が導入されると記載あり。「釧路市統合年表」の昭和13年に漁船に無線電信機が導入されると記載あり。また、同じ年に釧路漁業用海岸無線局が設置されるとある。
②「新釧路市史第2巻」第2章第6節2(漁業基地施設の整備)で嵯峨漁港の項目があり。釧路水産業の功労者である嵯峨久にちなんだ嵯峨漁港は、「昭和12年埋立工事が完成し…さらに漁業用海岸無線局が設置された。」とP266に記載がある。
③「釧路叢書第30巻釧路港」の嵯峨漁港(P265-266)の項目には無線の記載なし。
④嵯峨漁港に出来たミツウロコ卸売市場に関連して「釧路魚市場七十年史」を調べると、第4章第2節(3)嵯峨漁港市場、当社本場の配置など(P2246)の項目で「漁業用陸無線電信電話局も配置された」とあり、詳細が書かれている。
それによると、釧路国水産会所管施設として建設され、営業開始は15年3月、無線局名称が「釧路漁業陸上無線電信電話所」とされ、呼出符号がJKN、通称海岸無線局。漁船に対する設置も奨められて、無線通信士養成講習会もあり、15年6月には所属船十数隻となった。供給は釧路漁港株式会社事業だったとわかる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 釧路市水産港湾空港部水産課編. 釧路市の水産: 平成22年. 釧路市水産港湾空港部水産課, 2012, 51p (KM660.5/K 資料コード:216066735)
- 釧路市地域史研究会, 釧路市地域史料室編. 釧路市統合年表: 釧路市・阿寒町・音別町合併1周年記念. 釧路市, 2006 (K291/K 資料コード:215950932)
- 新釧路市史: 第2巻. 釧路市, 1973, 1240p (K291/K/2 資料コード:216109397)
- 布施正, 釧路叢書編纂事務局編. 釧路港: 港湾形成の過程と背景. 釧路市, 1994, 365p., (釧路叢書, 第30巻) (K080/K/30 資料コード:215523084)
- 布施正. 釧路魚市場編. 釧路魚市場七十年史. 釧路魚市場, 1995, 795p (KM661.6/H 資料コード:213195870)
- キーワード
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- 釧路市水産対策協議会
- 無線電信機
- 漁業用海岸無線局
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000187720