レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年10月06日
- 登録日時
- 2012/12/04 13:43
- 更新日時
- 2012/12/04 13:43
- 管理番号
- 福井県図-20121006
- 質問
-
解決
狂言の演目「附子(ぶす)」の台詞が出ている台本が見たい。現代語訳があれば、なおよい。
773.9 狂言 のところはざっと見た。「附子」を含め、各作品のあらすじや解説は書かれているが、シナリオ風に台詞がすべて出ているものは見当たらなかった。
- 回答
-
『日本古典全書』の「狂言集」(朝日新聞社)ほかにの「附子」の台詞が記載されている。また『日本の古典』16 (河出書房新社)ほかに、現代語訳がある。
- 回答プロセス
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【一般資料】
1. 自館OPACで、「附子」で検索。
2. 自館OPACで、「狂言」+ NDC 910.8,912,918で検索。
→ 「附子」の台詞が記載されているものとして、以下のような資料を確認した。
【原文のみ】
・『狂言全集』全 国民文庫刊行会1914 (p642~644) ほか
【原文+注釈】
・『狂言集』上 (日本古典全書) 朝日新聞社1953 (p244~252)
・『日本古典文学大系』42 (狂言集 上) 岩波書店1960 (p315~323) ほか
【現代語訳のみ】
・『日本の古典』16 (能・狂言集) 河出書房新社1972 (p246~250 飯沢匡・訳)
*このほか関連資料として、以下のような資料がある。
・『附子』(光村ライブラリー) 光村図書出版2002 (p59~77 和泉元秀・編) :原作を子ども向けに編集
・『新編小学校学校劇全集』中級2日本演劇教育連盟・編 国土社 1983 (p148~167 国分一太郎・作)
:原作を基にした子ども向け創作演劇「どくがめ」の脚本
・『三島由紀夫全集』24 (戯曲5) 新潮社1974 (p179~188 ) :原作を基にした創作戯曲
*また、レファレンス協同データベースで、「狂言」+「台本」で検索すると、愛知県図書館
(愛知県図-00242)や近畿大学中央図書館(20040804-1, 20090126-4)等の事例として、
上述以外にも、狂言の台本が所収されている資料が紹介されている。
なお、狂言の各演目の活字版を調べるツールとして、以下の文献が使われていた。
・『狂言辞典』語彙編/資料編 東京堂出版 の「曲目所在一覧」(正・続)
・『日本古典文学大辞典』岩波書店
・『国書総目録』岩波書店
- 事前調査事項
- NDC
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- 演劇史.各国の演劇 (772 8版)
- 戯曲 (912 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 狂言
- 附子
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000115233