レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年04月28日
- 登録日時
- 2010/07/22 11:56
- 更新日時
- 2010/12/16 15:42
- 管理番号
- 名古屋市鶴-2010-024
- 質問
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解決
堀川のはしけについて知りたい。はしけの図もみたい。堀川がなければ別のところでもよい。
- 回答
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『堀川』に「舟運で賑わった堀川」と題して、「熱田の浜と城下を結ぶ舟運」、「犬山と名古屋を結ぶ舟運」、「名古屋港と瀬戸を結ぶ舟運・鉄道」、「中川運河による混雑緩和」、「船着場の整備」についての概略が紹介されています。このうち「犬山と名古屋を結ぶ舟運」を担った愛船株式会社については『堀川の研究』が参考になります。
堀川のはしけ(艀)の図については見つかりませんでしたが、『近世日本の川船研究』に川船の図や木曽川・長良川・揖斐川の川船の種類について書かれています。
- 回答プロセス
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(1)郷土資料の書架で名古屋の歴史・地理の分野から「堀川」に関する資料を探して内容を確認しました。また、OPACで「堀川」と検索して、未確認の資料について内容を確認しました。その結果、「堀川」の舟運についての資料はいくつかありましたが、「はしけ」の図については見つかりませんでした。
(2)そこで、OPACで「水運」と検索して該当した資料の内容を確認したところ、『近世日本の川船研究』に高瀬船等川船の図が載っていましたので、こちらの資料を紹介しました。
(3)事後調査で、『企画展伊勢湾をめぐる船の文化』に「堀川」ではありませんが、“名古屋港やその前身の熱田湊において、荷役のハシケ(艀)として活躍した船はいずれも尾張ダンベであった”とあり、「ダンベ船図面」などがありました。
- 事前調査事項
- NDC
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- 内陸水運.運河交通 (684 9版)
- 各種の船舶.艦艇 (556 9版)
- 参考資料
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- 『堀川 堀川の歴史』 名古屋市緑政土木局堀川総合整備室 2002年 (「舟運で賑わった堀川」)
- 『堀川の研究』 水野時ニ/著 [水野時ニ]
- 『近世日本の川船研究 上』 川名登/著 日本経済評論社 2003年 p.455-487 (『船鑑』に収録されている33種類の川船・海船の図があります。)
- 『近世日本の川船研究 下』 川名登/著 日本経済評論社 2003年 p.497-573,929-932 (「濃尾三川の水運と川船」、「附表 全国河川使用の川船」)
- 『企画展伊勢湾をめぐる船の文化』 名古屋市博物館/編集 名古屋市博物館 1989年 p.30-33 (尾張ダンベ)
- キーワード
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- 堀川
- はしけ
- 艀
- 尾張ダンベ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000069455