レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/01/13
- 登録日時
- 2010/01/05 02:21
- 更新日時
- 2023/12/24 00:30
- 管理番号
- M09073109076736
- 質問
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近年の火災の出火原因は何が多いのか。火災が多く発生するのはいつか。全国で出火件数が多い県はどこか。
- 回答
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①『消防白書 令和3年版』によると「平成22年以降の出火件数をみると、おおむね減少傾向となっている。令和2年中の出火件数は、3万4,691件(対前年比2,992件減、同7.9%減)」とある。また主な出火原因は、たばこ(3,104件)、たき火(2,824件)、こんろ(2,792件)、放火(2,497件)、火入れ(1,684件)の順になっており、過去6年間の主な出火原因の推移をみると、放火が1位だった平成27年、28年から、平成29年以降はたばこが1位に変わっている。
また、出火件数を四季別にみると、春季(3月~5月;10,472件)及び冬季(12月~2月;9,509件)の出火件数が多くなっており、合わせて総出火件数の57.6%を占めている(資料PDFのp.20 資料1‐1‐12)。
②『災害と防災・防犯統計データ集 2022』では、全国で出火件数が多い県は、各県の出火件数/人口で計算される出火率で4.1となる鹿児島県が1位で、2位が宮崎県、3位が島根県であった。ちなみに岡山県は出火率で3.6で11位となっている(p.255)。
なお、①・②ともに「火災報告により作成」とあり、「火災報告」は「e-Stat 政府統計の総合窓口」「火災統計」「火災報告」にある
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000032189700
(2023.1.13最終確認)。
また、出火原因の細かい区分・説明については③『火災報告取扱要領のてびき』と④『火災報告取扱要領ハンドブック 令和2年版』に詳しい。
※2011年に登録した事例を2023年に更新しました。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 行政 (317 9版)
- 参考資料
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①総務省消防庁編『消防白書 令和3年版』 日経印刷,2022,231p参照はp.55-67.
https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r3/63931.html
(2023.1.13最終確認)
②三冬社編集制作部編集『災害と防災・防犯統計データ集 2022』 三冬社,2022,330p. 参照はp.254-258.
③調査実務研究会 編『火災報告取扱要領のてびき』 東京法令出版,2018,229p. 参照はp.40-46.
④防災行政研究会 編『火災報告取扱要領ハンドブック 令和2年版』 東京法令出版,2020,454p. 参照はp.184-197.
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①総務省消防庁編『消防白書 令和3年版』 日経印刷,2022,231p参照はp.55-67.
- キーワード
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- 火災
- 出火原因
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2009073109043676736
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000061504