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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
横浜市中央図書館 (2210008)管理番号
(Control number)
横浜市中央1711
事例作成日
(Creation date)
2011/10/09登録日時
(Registration date)
2012年06月23日 02時00分更新日時
(Last update)
2012年06月23日 02時00分
質問
(Question)
草野球の「草」の語源を調べています。また、軟式野球ではなく、草野球がいつから
行われたのかも知りたいです。
回答
(Answer)
国語辞典、百科事典類で語句の意味を調べるとともに、関連の図書を調査しましたが、
「草野球」と「軟式野球」が明確に区別されたものは見つかりませんでした。そのため、
「軟式野球」として言及している資料も含め、下記の通り、ご紹介させていただきます。

1 国語辞典、百科事典類
 (1)『広辞苑』 新村出/編 第6版 岩波書店 2008年
  「くさ【草】」(接頭語的に用いて)本格のものに準ずるもの。「-野球」「-競馬」
  「くさやきゅう【草野球】」しろうとが集まってする野球。

 (2)『新明解国語辞典』 金田一京助/〔ほか〕編 第5版 三省堂 1997年
  「くさ【草】」同種の本格的な競技に比べて、設備・訓練などすべての点において不十分な
  ことを表わす。「-野球・-競馬・-ずもう」
  「くさやきゅう【草野球】」しろうとが集まって、空き地などでする野球。

 (3)『世界大百科事典』 2009年改訂新版 平凡社 2009年
  「草野球」の項目はありませんでした。
  「くさ【草】」より、一部抜粋します。
   草という語は雑草を意味することもあり、まぐさを指すこともある。本格的でないものの
  接頭語に用いられて、草野球などというのも、草が軟質で木に劣るという感覚からきたものであろう。
  「なんしきやきゅう【軟式野球】」より、一部抜粋します。
   東アジアを中心に国際普及も進められており、また<草野球>と称して地域ごとの大会や
  同一企業内の対抗戦なども盛んに行われている

2 記載のあった図書
 (1)『われらが草野球 一千万同好者とともに』 三島良績/著 同文書院 1977年
  p.2~3
    「草野球の草という字の語源は草相撲の草と同じで、素人という意味と下手くそ
   という意味が入っているように思うが、これ以外の運動には余り使わないようで、
   草ゴルフ、草サッカー、草レスリングなどというのは聞いたことがない。だからプロに対する
   素人スポーツという意味ばかりではないらしい。」とあります。

  p.196~「34 軟式野球は日本の発明」の節より、
   p.196「草野球は軟式野球だが、これは日本で開発した日本特有のもので、アメリカには
   ないことを案外知らない人が多い。」という記載があり、軟球について、「これをスポンジ
   ボールと名付けたのは大正七年だから、軟式野球も還暦を迎える。」とあります。

  p.201~「野球史と草野球史」の節より、
   p.206「草の字には素人という意味と、ホンモノより下手という意味とあると私が
   思っているが、(略)」とあり、その他「草競馬」「草相撲」の百科事典の記述を参考に
   「これ式にいうと草野球は「公認のプロ野球や学生野球に対し、組織制度のない
   素人野球をいう」になろうか」とあります。
   また、「草野球は軟式が原則であるが、これは日本の特殊事情で、アメリカにも
   草野球はあろうが、これは硬球のはずである。というのは軟式のボールは日本で子供も
   危険なく野球がやれるようにするために大正七年に発案されたものでアメリカには
   ないからである。」とあります。

 (2)『ドラマチック草野球』 荒木重雄/著 朝文社 1992年
  p.9「広辞苑の草野球の定義は、『しろうとが集まってする野球』とあります。」

 (3)『アメリカ野球史話』 鈴木惣太郎/著 ベースボール・マガジン社 1978年
  p.189~「豪華球場の続出」の節に「草野球」について次のような記載があります。
  「野球関係の書物には、しばしばごく初期の野球風景を描いたものが掲げられているが、
  それこそ”草野球”の文字にふさわしく、原っぱに線を引いてダイヤモンドを作り、遠く
  外野をとりまいて、ファンが草の上に寝ころんだり、折りたたみの椅子や、脚立を持ってきて、
  見物していたことがわかる。」
  「書物にのせられた”草野球”はダブルディーからニ、三十年もたったもので、よほど現在
  形式に近ずいたも  のといえる。」
  「”草野球”から”近代野球”への発展第一歩は、一八八二年の競技規則(プレーイング・
  ルール)改正である。」

【その他、確認した資料】
『草野球あの手この手』 草野球研究会/編 ベースボール・マガジン社 1978年
『草野球を面白くする本』 進藤武洪/著 日新報道 1982年
『草野球ハンドブック』 豊田泰光/監修 JTB 2004年
『新体育学大系 15 明治野球史 』 大石三四郎〔ほか〕/編 逍遥書院 1980年 
『日本初めて話題辞典』 富田仁/編著 ぎょうせい 1998年
『世界アマチュア野球史』
 カルロス・J.ガルシア/著 鈴木美嶺/訳 ベースボール・マガジン社 1980年

回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
球技  (783 8版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000107717解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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