レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年05月04日
- 登録日時
- 2008/07/19 13:27
- 更新日時
- 2008/07/19 13:27
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-0974
- 質問
-
解決
江戸時代の「土踏み人足」という労働者の仕事の内容と載っている文献名を調べたい。
- 回答
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1 土質工学会土のはなし編集グループ編『土のはなしⅠ』(技報堂出版,1993 分布図センター:613.5/ツ)に以下の記載。(「8 土の締固め」)
「締固めの古い歴史の中に…(中略)…西欧では土を締固める目的のために、多数の牛、羊、馬などが動員され、それが有効な手段であったという記録が残っています。わが国においても、江戸時代の”土踏み人足”とよばれる労働力や、”タコ”とよばれる丸太棒による締固めが、そのよい例でしょう。 」
2 「土踏み人足」についてではないが、以下の資料に江戸時代の土木労働者に関する記述がある。
・『ヴィジュアル百科 江戸事情 第ニ巻 産業編』(雄山閣出版,1992 9書庫:210.5/ビ)「土木と建築」の項「木挽・土木人夫」の土木工事の労務者や人夫の説明文に図版つきで以下の記述。
「徳川時代末まで、土木工事は必要に応じて人夫を雇い入れたので、幕府直雇いの黒鍬という人夫集団を除くと、職業的な労働者は存在しなかった。大部分は、地方農民の季節労働者だったのである。」
・玉城素編『産業の昭和社会史 12 土木』(日本経済評論社,1993 7書庫:510.2/ド) … 序章・日本近代建設史の中の「昭和」の項 日本の土木技術の蓄積と伝統の中で江戸幕藩体制期の土木建設事業に触れ、幕府・諸藩のシステムや都市部や各地域農山漁村民の労働力、建設専業者の形成などについての記述がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 建設工学.土木工学 (510 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000045919