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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000228344
提供館
(Library)
大阪府立中央図書館 (2120005)管理番号
(Control number)
6001027959
事例作成日
(Creation date)
2017/10/24登録日時
(Registration date)
2018年01月15日 00時30分更新日時
(Last update)
2018年01月15日 00時30分
質問
(Question)
大岡忠相はどのような過程を経て町奉行になったか。また、町奉行在任中、どんな施策を行ったかを知りたい。
回答
(Answer)
(江戸)町奉行とは、『日本歴史大辞典 8 は~ま』(日本歴史大辞典編集委員会/編集 河出書房新社 1985.9)p.649によれば、「江戸の町奉行は老中支配に属し、府内の町人に関する行政・警察・司法を掌り」とあります。

江戸時代の幕臣を調べるには>調べ方案内>国立国会図書館リサーチ・ナビ(2017/1024現在)
http://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-780.php
で紹介されている江戸幕府が編纂した系譜集『寛政重修諸家譜 第16』により、「大岡忠相」を確認しました。

●町奉行就任まで

以下の資料で「大岡忠相」についての記述を確認しました。
・『寛政重修諸家譜 第16』(かんせいちょうしゅうしょかふ)((続群書類従完成会 1981) 江戸幕府が寛政11年から文化9年にかけて編纂した大名・旗本の系譜集です。
p.307 に「大岡忠相」について記載があります。
「延寶五年生る。・・・享保元年二月十二日御普請奉行にうつり、二年二月三日町奉行にすすみ」とあります。以下の資料と合わせて確認すると、享保二(1717)年、41歳で町奉行に就任し、元文元(1736)年八月十二日に60歳で寺社奉行になったことがわかります。

・『大岡忠相(人物叢書新装版)』(大石学/著 吉川弘文館 2006.12)
p.41「町奉行就任期間・年齢一覧」によると、初期の島田利正を除くと忠相は最年少で就任しており、若くして町奉行に抜擢されたことがわかります。

上記資料の「略年表」(p.288-294)より町奉行就任までを抜粋しました。
延宝5(1677)年、旗本大岡美濃守忠高の四男として出生。
貞享3(1686)12.10 10歳で一族の大岡忠真の養子となり、その娘と婚約。
貞享4(1687).9.6 11歳で将軍綱吉に初めて拝謁。
元禄9(1696)2.5 20歳の時、従兄大岡忠英の事件に連座して閉門。(翌10年4.20に許される)
元禄13(1700)7.11に24歳で大岡忠世家の三代当主となった。2年後、26歳で書院番となる。
正徳2(1712)年、正月11日、山田奉行に就任。
享保元(1716)年、40歳で普請奉行に就任。
享保2(1717)年、41歳で江戸町奉行(南町)に就任。能登守を越前守と改める。

・『国史大辞典 13 ま-も』(国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館 1992.4)
p.82「町奉行(二)一覧」に「大岡忠相」の記載があります。

●町奉行時代に行った施策

・『大岡忠相(人物叢書新装版)』(大石学/著 吉川弘文館 2006.12)) p.37-104 
・『江戸・東京を造った人々 1 (ちくま学芸文庫)』(『東京人』編集室/編 筑摩書房 2003.8)p.127-146 「大岡忠相の防火都市政策」

・『江戸・東京を造った人々 2 (ちくま学芸文庫)』(『東京人』編集室/編 筑摩書房 2003.8)p.67-85 「大岡忠相と江戸の流通革命」

・『大岡越前の構造改革:江戸のエリート経済官僚(生活人新書)』(安藤優一郎/著 日本放送出版協会 2007.12)
次の各章で具体的に述べられています。
第2章 江戸の行政改革
第3章 江戸の経済再生
第4章 江戸の都市再生
第5章 江戸の財政再建
第6章 江戸の社会保障
第7章 江戸の金融再生

以上の資料を確認し、次のような施策を行ったことを確認しました。

<防火体制の整備>
・町火消組合の創設
・町火消組合の再編
・火災時の避難用地としての空き地の造出と管理
<享保の飢饉対策>
・米の買占め禁止
・囲置米の強制販売
・酒造制限
・青木昆陽の薩摩芋試作→以後、飢饉用の食物として全国で栽培されていった
<米価・物価・貨幣政策>
・元文の改鋳
<下層民対策>
・小石川養生所開設
<風俗取締りの強化>
・私娼取締の触発布



[事例作成日:2017年10月24日]
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
個人伝記  (289 8版)
日本史  (210 8版)
関東地方  (213 8版)
参考資料
(Reference materials)
日本歴史大辞典 8 普及新版 日本歴史大辞典編集委員会∥編集 河出書房新社 1985.9 (649)
寛政重修諸家譜 第16 新訂 続群書類従完成会 1981 (307)
大岡忠相 大石/学∥著 吉川弘文館 2006.12 (37-104、288-294)
国史大辞典 13 国史大辞典編集委員会∥編 吉川弘文館 1992.4 (82)
江戸・東京を造った人々 1 『東京人』編集室∥編 筑摩書房 2003.8 (127-146)
江戸・東京を造った人々 2 『東京人』編集室∥編 筑摩書房 2003.8 (67-85)
大岡越前の構造改革 安藤/優一郎∥著 日本放送出版協会 2007.12
http://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-780.php  (江戸時代の幕臣を調べるには>調べ方案内>国立国会図書館リサーチ・ナビ)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
人物・団体
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000228344解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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