レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/10/04
- 登録日時
- 2013/01/23 02:00
- 更新日時
- 2013/04/29 22:37
- 管理番号
- 6000009522
- 質問
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解決
裃は時代が下るにつれて肩幅が広くなっていくが、その移り変わりや歴史などについて詳しく載っている資料はないか。(写真等があればなおよい)
- 回答
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裃は、室町時代末期から武家が用いた袖のない肩衣袴が形式化したもので、江戸時代には武士の公服となる。上下とも記す。肩幅のサイズは、安土桃山時代は五寸六分、江戸時代の初期で約24cm、元録時代になると1尺(約36cm)。資料によって33cmと記載しているものもあり。
なお、当館所蔵の資料の他に『日本の美術26 服飾』『日本の美術340 武家の服飾』(至文堂)にそれぞれ東京国立博物館、徳川美術館所蔵の写真が記載されており、大阪府立図書館より借用し提供した。
- 回答プロセス
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自館の服飾史(383)や着物、和服(593)等の書架および、市内の他館所蔵分を調査。具体的なサイズの他に、鷗仕立てなどの解説は文章でされたものがいくつか見つかり借りられた。
しかし、写真や絵図が記載されているものが少なく、大阪府立図書館のe-レファレンスで調査を依頼。豊中市内未所蔵の下記の2冊を借用し提供した。
1『日本の美術26 武家の服飾』 至文堂
2『日本の美術340 武家の服飾』 至文堂
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 『総合服飾史事典』丹野 郁/編 雄山閣 (p90)
- 『服装大百科事典 上』服装文化協会/編纂 文化出版局 (p178~179)
- 『江戸衣装図鑑』菊地 ひと美/著画 東京堂出版 (p47~51)
- 『日本服飾史辞典』河鰭 実英/編 東京堂出版
- 『江馬務著作集 第2巻』江馬 務/著 中央公論社
- 『日本服制史 上』太田 臨一郎/著 文化出版局
- 『日本民俗大辞典 上』福田 アジオ/[ほか]編 吉川弘文館
- 『図解日本の装束』池上 良太/著 新紀元社
- 『ビジュアル・ワイド江戸時代館』小学館
- 『世界大百科事典 6』平凡社
- キーワード
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- 裃(カミシモ)
- 服飾史(フショクシ)
- 着物(キモノ)
- 江戸時代(エドジダイ)
- 室町時代(ムロマチジダイ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- その他
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000127065